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ブルー・イン・ザ・フェイス

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映画「ブルー・イン・ザ・フェイス」は1996年に公開されました。

この映画は前年の「スモーク」の続編とも言える作品です。

俺の自分史で言えば一番人生の中で劇場で映画を真剣に観ていた時代です。

なぜなら当時、私物化していたレンビデ店の店長をしていまして最大顧客が日本最大のY組本部で近所の店でありましたので、映画に関しては詳細な評価が出来ないと下手したら怒られる程ではないにしても、お前さん信用してたのにコレかいやってちょっとしたアヤを若い衆につけられるかも知れないからだ。

概ね、そういうアヤはつけられたことなかったけど、もう色んな方が居てディズニーが好き、クンフーしか観ない、恋愛映画が好き、サスペンスが好きと多士済々な方々が居まして、意外にVシネやアクション映画や大作は人気がなかったですね、まあ非常事態になれば実生活がアクション映画を軽く凌ぐような方達なんで、造りモノはあまり興味ないのだろうと当時は思いましたね。

なんちゃって映画評論家みたいな奴とは一線を画した実践主義だったのだ(笑)

でこの映画、前作の舞台となったNYブルックリンにあるオーギー(ハーヴェイ・カイテル)のタバコ屋の人間模様が物語の主軸となります。

オーギーのタバコ屋には毎日、色んな客が来る。

妙なメガネの男はNYの思い出をとつとつと語ったり、店のオーナー夫人のドットは夫のグチをココで言うのが趣味の様である。

常連客のボブは禁煙を決意し最後の煙草をオーギーとともに吸おうとやってくる。

個人的にはこういう決意は長続きせず現実には喫煙者に戻るパターンがほとんどだ。

ある時、オーナーのビニー(ヴィクター・アルゴ)がやって来て、"もう煙草屋の時代じゃない、健康食品屋をやろう”と持ちかけるが、オーギーはいかにこの店が皆に愛されているかを説明、説得しようとするのだが果たして・・・・・

この映画は現在、愛煙家の方なら泣ける要素がたっぷり詰まっている佳作であると思います。

そして音楽ファンはルー・リードやマドンナ等が観れて楽しい気分にさせてもらえます。

「スモーク」で注目されたW・ワンと原作者のP・オースターが共同監督した本作はロケはほとんどNYの屋外でしているのですが舞台劇の即興演技を観るようなリアル感と実験的手法を味わえたりして、コレも前作同様、単館ロードショーで大ヒットした筈で俺も、劇場だかビデオで観て感動した記憶がある人情劇ではある。