neil young and crazy horse sleeps with angels
1. マイ・ハート |
2. プライム・オブ・ライフ |
3. ドライヴ・バイ |
4. スリープス・ウィズ・エンジェルズ |
5. ウェスタン・ヒーロー |
6. チェンジ・ユア・マインド |
7. ブルー・エデン |
8. セイフウェイ・カート |
9. トレイン・オブ・ラヴ |
10. トランス・アム |
11. ピース・オブ・クラップ |
12. 夢の彷徨 |
1994年に発表されたニール・ヤングのアルバムでクレイジー・ホースとの共演盤の割には全体的に暗いトーンの楽曲が多い。
この年の4月にグランジ・ロックのイコンとなったニルヴァーナのカート・コベインの自殺事件があり、その彼の遺書にはニールの名作「マイマイ・ヘイヘイ」の一節「錆つくよりも燃えつきたい」と書かれてあった事でポピュラーファンもニール自身も痛く落ち込み、傷ついたのである。
ニール自身はこの歌詞の一節に関してはあくまで、ポジティヴに当時のPUNKの連中に対して俺らはお前らと変わらない情熱と熱さを持っているんだ!というメッセージを込めて作った楽曲だと思うのだが、バンド名に涅槃というネーミングをする男には、違う意味でとらえられたようだ。
当時、俺の周りのニール好きのクラシックRockファンや俺自身も当惑したと言うよりか、正直コベインの真意は計りかねたし、グランジ自体もそんなに世代でもないし聴いていなかったので立腹した記憶があります。
自分の最期(ある意味身勝手)にそういう名曲のフレーズを借用するなと。
ただ彼氏が居なくなってグランジという現象も一区切りというか終焉を迎えたと個人的には思っています。
極論だけど、俺はどんなに凄い音や映像や絵画、文学等等を残した偉人でも自らを殺める行為は嫌いだし、評価したくない。
確かに彼の死亡する直前のLIVE映像等を観ると限界の極致で臨界点を超えた狂気の沙汰でどうしようもなかったとも思えるが、じゃあ音楽をすててシアトルでルンペンにでもなってりゃよかったんだよと思うのだ、そのくらい俺はそういう行為に対しては、どうにも追い込まれる以外にしてはいけないという基本的考えです。
周りに迷惑がかかる事が多いしね。
まあ俺の人生観はさておき、このアルバムは全ての楽曲とは言いませんが、1曲目から重いトーンの楽曲が続き、4の楽曲はコベインに捧げた鎮魂歌のようであるが、当時は何ともドヨーンとした心持で聴いていた気がする。
11の曲が唯一、クレイジー・ホースとの共演らしいロックンロールで明るい目の曲調で結構好きではあります。
ひょっとしたら貼りつけた動画は全て閲覧出来ず、ブロックがかけられているかもしれませんけどもしそうならば申し訳ありません。
ニールのながーいキャリアの中でも1,2を争うダウナーな雰囲気を持ったアルバムではある。
1の動画はYouTubeでご覧下さい。