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フロイド・メイウェザーの功罪

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現代中量級ボクシングの最強王者とは?という質問に対して多くの格闘技ファンやボクシングファンからはこのフロイド・メイウェザーかフィリピンの英雄、マニー・パッキャオと答えるだろう。

ただどちらが面白い、魅せるボクシングをするかと問われればパッキャオに軍配を与えざるを得ない部分はある。

ソレは両者のファイトスタイルの違いにも起因していてパッキャオはファイターが技巧派になりよりスピード・パワーをつけて相手を圧倒するボクシングに対し、メイウェザーはアウトボクサーでどちらかと言えばカウンターパンチャーで相手によってはアマチュアボクシングっぽいタッチボクシングをしがちな部分で、リスクを冒さないボクシングをする処にあると思う。

俺は実はこのメイウェザーを非常に評価している部分はありまして歴代の中量級グレートの中でも最強の一人と見ています。

よく1980年代のスピードスター、レナードと比較されたりもしますがレナード以上にパワーがあるしスピードがあると思います。

ただ華やかさや攻撃するときの速射砲の様な連打などはレナードの方が凄まじかった気はする。

でこの動画の試合は物議をかもしましたが、色々言われますがコレは対戦相手のヴィクター・オルティスが悪いと思います。

結局、試合の中でスピードについていけないもんだからショルダーやらヘッドバットをやらかして、あげく謝罪するのはいいけどファイトの声がかかっているのにノーガードなんで、そりゃ被弾してもしょうがないと思う。

レフェリーの処置や判断もよくない試合でしたね。ただコレは反則ではないです。

この老レフェリー、ジョー・コルテスはもうビッグファイトを捌いてはイケないとは思いますね。

別にこういう結末でなくても俺はオルティスはKOされていたと思います。

某ボクシング専門ブログに昔の日本の世界戦で輪島功一が対戦相手に、ノーガードでお辞儀をして油断した処にパンチを被弾し、そのダメージを残したままKO負けした様子と似ていて当時、TVで観ていてアホやのうーって声を上げたのですがソレと似ているとコメントしたら管理人に怒られました(笑)

しかしこの男はキャラクターの上では悪役を演じているようですけど、ホントの処はどうなのかな?レナードやハーンズの様なベブーフェイスになりたいけれどなれなかった部分もあったのではないでしょうか?

人気やキャラクターというものは本人が思う以上にイメージチェンジするのは非常に難しいとは思います。

ソレは日本の某勝てる相手しか選ばない世界王者の兄弟達にも言えることで実際の彼らは優しくて気さくな兄ちゃんと言いますか、イメージを作っているだけで非常に礼儀正しい子たちらしいです。

実力は(あくまで世界王者レベルの)別としましてね。

この1年前の物議をかもした試合に関しても勝負師としての勘所は凄いモノがあるとは思いました。

今週末、パッキャオが無敗の強豪ティモシー・ブラッドレーと対戦しますがひょっとしたら負けるかもしれません。

そうすると今、現在収監中?のこの世界最高峰のスピードスターとの対決は余計に実現不可となるかもしれませんがアンチファンの多いボクサーではありますけれど、歴代でも一番のパンチとポディワークの速さを持った歴史的ボクサーである事は疑いようのない事実であり、語り継がれる名選手でありましょう。