気ままに気楽に

今日も息をしています

Blur.13.

イメージ 1

1. テンダー

2. バグマン
3. コーヒー&TV

4. スワンプ・ソング
5. 1992
6. B.L.U.R.E.M.I.
7. バトル
8. メロウ・ソング
9. トレイラーパーク
10. キャラメル
11. トリム・トラブ
12. ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン
13. オプティガン1
14. アイ・ガット・ロウ(デモ・ヴァージョン)

当ブログでは珍しい1990年代のアルバムの紹介である。

珍しいというかブログ主自体が1970年代~80年代に性春を過ごしたせいもあって90年代や21世紀はもうDon't Trust Over 30って感じで30代過ぎていたし、、、、なかなかその当時の新しい音に接する機会が少ないので絶対情報量が少ないだけであって90年代の邦楽ではなく洋楽シーンが駄目って言うわけではなく、、、、俺達旧世代が聴いてもいいじゃん!!って思える音は幾つかありまして、このブラーやオアシス、OCS等やニルヴァーナパール・ジャム、レイジ等のUK、US勢もそれなりに聴いていたのではある。

ただレビューするほどに知識がないのと、聴きこみが足らない部分は直撃世代より遥かに少ないと思う。

このバンドのVoのデーモン・アルバーンは男の俺から見てもイイ男で、もちろん日本でのLIVEなんかでもイエモン宜しく、9割方が女子の観客が多いらしくジャ○○ズ顔負けの女性のキャキャー声が聞えるらしい(笑)

俺がそういうLIVEを体験したと言えば、、、モニカ(吉川光司)が全盛期の時にザ・ベスト10の収録もあったんだけど、音楽事務所のバイトで京都会館で警備をした時位かなあ~、、、女子中高生のむせび泣く声やキャー声が、バンドの音やモニカのVoより遥かに大きくて、、、、LIVE終わってから難聴になりそうだったのでムカついて、楽屋までモニカをシバキに行こうとしたら、廊下で幽霊(白いゴーストみたいなの??)に遭遇、いっぺんにモッズ・PUNK野郎の心意気もなえ、、、京都ってやっぱり出るなあ~ってビビりながらすごすごと当時、住んでいた河内松原の下宿に帰った苦い思い出がある(笑)

まあブラーのLIVEはOASISとかに比べると客層がアイドルチックでちょっときついのだけれど、UKブリット・ポップ勢としては音楽性と多様性においてはOASIS以上だった様に感じる。

さてこの通算6作目の1999年に発売された本作は彼らの代表作であるとともに90年代の終わりを飾る名盤だと個人的には思う。

1の曲は21世紀に繋げる、ブラー版ストーンズの「血の塩」とか、UKロック風ゴスペルソングの最高峰と評する評論家もいたりしてソレはあまりにも誇大表現ではあるとは思うが、その評論家が気合いを入れて訴えたくなる長尺の名曲であるとは思う。

他に3とかはPVがえぐくて可愛らしい、どことなくSNLでメチャメチャに苛められる粘土人形のキャラクターを想起してこのバンドというか、バンマスのアルバーンのセンスが光るPOPな曲である。

2のように程良いディストーションの効いたギターの曲は90年代のKIDSがコピーしたくなる感じで俺がこのバンドの直撃世代なら嵌っていたろう楽曲である。

全体的にOASISに対するブリット・ポップのもう一つの雄って「イメージの強いバンドではあるが、その最終章において非常に幅広い音楽性を披露したアルバムであろうことは疑いようのない事実なのだ!!