気ままに気楽に

今日も息をしています

kinks・arther or the decline and fall of the british empire





















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1. ヴィクトリア(STEREO)

2. イエス・サー、ノー・サー(STEREO)
3. サム・マザーズ・サン(STEREO)
4. ドライヴィン(STEREO)
5. ブレインウォッシュド(STEREO)
6. オーストラリア(STEREO)
7. シャングリ・ラ(STEREO)

8. ミスター・チャーチル・セッズ(STEREO)
9. マリーナ王女の帽子のような(STEREO)
10. 若くて純真な時代(STEREO)
11. ナッシング・トゥ・セイ(STEREO)
12. アーサー(STEREO)
13. プラスティック・マン(MONO)[BONUS TRACKS]
14. キング・コング(MONO)[BONUS TRACKS]
15. ドライヴィン(MONO)[BONUS TRACKS]
16. 母の腕の中に(MONO)[BONUS TRACKS]
17. ディス・マン(MONO)[BONUS TRACKS]
18. プラスティック・マン(未発表ステレオ・ミックス)[BONUS TRACKS]
19. 母の腕の中に(未発表ステレオ・ミックス)[BONUS TRACKS]
20. ディス・マン(未発表ステレオ・ミックス)[BONUS TRACKS]
21. マリーナ王女の帽子のような(未発表モノ・テイク)[BONUS TRACKS]
22. ミスター・シューメーカーの娘(STEREO)(未発表曲)[BONUS TRACKS]


1969年に発表されたKINKSの傑作コンセプトアルバムである。

俺がいつも4大英国バンド(ビートルズストーンズ、フー、キンクス)を考える時に一番英国らしいと考えるのはThe Kinksである。

それは何故か?と言われても明確な答えに窮するのであるが比較論で行くとビートルズは時代を超越した傑物であり怪物で隙がなくドレ一つとっても完璧で活躍した時代がポピュラーやRockに対して幸せな時代であったとも言える。

同じくストーンズにしてもソレは言えまして英国というより世界のストーンズとしてスタジアムライヴや野外ライヴに革命を起こした超大物。

又、フーにしてもそのエキエントリックなLIVEパフォーマンスで聴衆の度肝を抜きUSAの人間や世界中にその名声は知れ渡っている。

ところがキンクスとなるとそこまでの知名度とパワーは正直乏しいし、俺がセイガク時代にキンクスの初来日を観に行った話やキンクスの素晴らしさを熱弁しても、ストーンズビートルズの様な抜けのイイ回答はあまりなかった気がする。

ただこのバンドの音世界ってのは労働者階級の息吹を感じつつ、大英帝国の誇りみたいなモノも感じるのでUSAの真似しハードロックバンドなんかは逆立ちしても及びもしない世界観を構築していると個人的に絶対であると言い切る。

このアルバムはレイの義兄のアーサーが労働者階級の出で第二次大戦後、英国における彼の苦悩の歴史を大英帝国のアーサー帝とリンクさせたかのような歴史的な大戦に翻弄させられた小市民の生活をレイ独特のシニカルな視点で描いた物語だ。

1の曲や本作、「ローラ」の大ヒットによりUSAからの活動禁止解除後の同バンドの復活の足掛かりとなった重要作であったと俺はみている。

色んなゴタクは抜きにして素直にロックンロールの原点に帰ったレイ・デイヴィス率いるキンクスの多彩な音楽芸術に酔いしれたい1枚である



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