やせっぽちのBoogie(仮題) 第20回
キヨモジさん、、、、、、、薄いんだよなあ~。。。。。。。
なにが薄いのか??キヨモジには意味不明であった。
どう読んでいたって長ったらしいバンド名だからさ、ピルって呼んでいたし周りもそうだったぜ。
うーん、、、、、その感覚が違うんだよな、ピー・アイ・エルって呼ばないと(笑)※1
ついでにキヨモジさん、あなたBarのマスターならジェリー・ガーシャみたいな風貌にならないといけないわよ。
そんな爽やかビジュアル?Rockじゃないわね(笑)
キヨモジはかっとなって思わずにぎりこぶしを固めたが、こらえた。
どうでもいいけどさ俺が元々ドラムだったのをBASSに変更までして折れているからさ、あんたもそうだけれど、ギターもヴォーカルも相当な腕扱きじゃないと俺、許さないぜ!!
まあまあ、キヨモジさん前にワタシの以前いたブルーズバンドの映像と音、こないだボンゾのブラックドッグのカヴァーしてみせたよね、他にワタシが証明するモノってあるかしら??
いやあんたの腕は確かだし、俺はそんなドラム叩けねーから降りたんじゃないかよ!!
いつまでもベースとタイコだけじゃどうしようもないって俺は言っているんだよ!!
まあ慌てなさんなって、、、、、、今、NYとLONDONから腕扱きのヴォーカルとギター呼んでいますから少しお待ちください。
なんなんだ?コイツは?一体どういうルートを持っているんだろう??
キヨモジからしたら、飯は奢ってもらえるしスタジオ代も出してもらえて文句ないのだがこう3回もベースとドラムだけの練習は飽き飽きしているのは事実であった、オリジナル曲もなにもアイディアも浮かばないし。
ちゃーりーさんよー、俺のダチ公を呼んじゃ駄目かな?
うん、あの子達ね、却下(笑)
キヨモジはいつくるかわからんNYやLONDONからくる予定のちゃーりーの友人にどんな凄い奴であろうがアヤをつけてやろうと心に誓ったのであった。
そういう心持ちのキヨモジの中でスライダーズのこの音が鳴っていた。
※1、筆者がバンドをしていた時に別のバンドのリーダーにこういうモノ言いされて物凄い腹立たしい経験をした。
第20回終わり