気ままに気楽に

今日も息をしています

Dr.Feelgood  MALPRACTICE

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1. アイ・キャン・テル
 
 
 
2. ゴーイング・バック・ホーム  
3. バック・イン・ザ・ナイト  
4. アナザー・マン  
5. ローリング・アンド・タンブリング  
6. ドント・レット・ユア・ダディー・ノウ
7. ワッチ・ユア・ステップ
 
 
 
 
 
 
8. ドント・ユー・ジャスト・ノウ・イット  
9. ライオット・イン・セル・ブロック 9
10. ビコーズ・ユア・マイン
11. ユー・シュドゥント・コール・ザ・ドクター
12. ルート66
 
 

 
1986年の初秋だったと思うが、元Dr.Feelgoodのギタリスト、ウィルコ・ジョンスンが多分?初来日して神戸のチキンジョージに来てくれたんだ。
 
俺は丁度その頃に後にしんけーんに一緒のバンドをやるギタリストとこのLIVEを観に行きました。
 
彼氏は筋金入りのStonesファンであり、ブルーズにも造詣が深くディランやヤングも好きで俺の高校時代に色んな幅広い音を教えてもらった男であった。
 
その男が一言言ったフレーズは今もって忘れない、「俺たちは伝説を観たんだよ、決してMTVなんかのオーヴァーグラウンドでかかる事のない伝説の音をね」
 
今、ウィルコは厳しい病魔と格闘中であるそうだが俺はこの70年代中頃に勃発したパブロックのヒーローを目と鼻の先でジャンピング、スライディング、ウィングミル奏法などなどリトル・タウンゼンドばりのパフォーマンスが彼氏が未だ30代後半か40代前半?のバリバリの時に観れて一生忘れえぬ宝物になっている。
 
俺がこのドクターフィールグッドを聴いたのはPUNKなんかと同時期で少し後追いで聴いたのだが俺にBoogieってのはこういう音なんですよとレクチャーしてくれたのは当時、T.REXとコレでした。
 
PUNKの連中はなにかと過去に成功した大物を批判していたがコレとかグラムの連中をあまりけなしていなかった筈である。
 
そりゃそうだろう違いは多少あれど自分達が影響されまくった音の一つにこのバンドの音が確実にエッセンスとして刻まれている筈だからな。
 
オリジナルとカヴァーと半々の内容、しかも伝説的なファーストと物騒なタイトルのついたLIVE盤の間に挟まれて地味な存在の1975年発表のセカンドではあるが何とも味わいのある楽曲が揃っている。
 
個人的には12の曲が白眉、この曲って俺が物心ついて未だビートルズも何も分からない時にチャック・ベリーが演奏していてJohnny.B.Goodとともに永遠不滅の輝きを増していた楽曲だからだ。
 
何にも分からん予備知識がなくても心弾む踊れるリディムがあるってのが真のレガエやこういうBoogieって音だと勝手に解釈するんだよね。
 
もちろん、ウィルコのLIVEでも12は演奏して大盛り上がりでした。
 
英国発の渋ーい輝きを放つ1枚である。
 
7の曲のタイトルなんてゴダールの映画「右側に気をつけろ!」ばりに「足元に気をつけろ!」って叫びたくなるもんね♪
 
アルバムタイトルが邦題で不正療法だって、、、、、ヤブ医者には誰しもかかりたくないよね~(笑)