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金メダリスト、村田諒太が挑む世界とは?

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先日、元ロンドン五輪金メダリスト村田諒太選手のプロ転向第2戦が行われ、アメリカのテクニシャン選手相手に最終8RTKO勝ち(8回戦)を収めました。
 
彼は現在27歳ですから決してボクサー年齢としては若くないが最近のボクシングやその他スポーツの平均現役年齢というのがスポーツ科学の進歩もあり長くなってきているので一昔前の基準の36歳以上は任意引退?させる日本ボクシングの基準は当てはまらないと思うし個人的には上手くやれば50代まで現役で出来るスポーツになったと個人的には感じる。
 
そこでこの記事ではいささか舌足らずではありますが、プロボクシングのミドル級ってどういう世界なのかを検証してみたい。
 
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拳聖シュガーレイ・ロビンソン、19世紀、20世紀初頭のレジェンドはあまりにも古いし現代ボクシングの基準から行くとつらいものがあったりするけどこの選手は別格である、現代のボクシングの基礎を作ったと言っても過言ではない伝説のボクサー、モハメド・アリがスポーツ界のカリズマであるならばボクシング界のカリズマは彼である、ヒット&アウェイを完全確立した。
 
 
映像を観る限り、耐久力もあり左右どちらのパンチも一撃必殺しかもスピードがありフットワークも速い万能型でオールタイムランキングでも最強の呼び声が高い別格に強いボクサーでアリやレナード、ハーンズ等、後身の名ボクサーに多大なる影響を与えた1950年代のミドル級。
 
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カルロス・モンソン、攻防兼備の70年代のミドル級絶対王者、この人くらいから俺も記憶があって何試合か衛星中継で観たような記憶があります。
そうスピードは感じないが長いリーチから繰り出す左右パンチは一撃必殺でライフルと呼ばれた、アルゼンチンの英雄。関係ないけどアルゼンチンと言えばこの人とビクトール・ガリンデス(L・ヘビー級王者)を想い出す。
 
2階級下のウェルター級王者、ホセ・マンテーキャ・ナポレスをまったく寄せ付けずKO勝ちした試合やアラン・ドロンが興行主となったイタリアのニノ・ベンベヌーチとの試合が印象深い。
 
 
体格を利して相手を圧倒するプレッシャーは凄まじい、この人もオールタイムランキングで評価は高い、14度連続防衛7年近く?不敗を誇ったミスター安定感と言えよう。
 
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80年代と言えばこの坊主頭のマービン・マーベラス・ハグラーである。
ボクシング雑誌で初めてこの人のモノクロ画像を観た時は猛烈ファイターの様に思えて怖かったが実際は頭脳的な攻撃的なボクサータイプ、万能型でもある。
ただ体格が小さいのとスピードがそうなかったのが欠点だが80年代に限って言えば最強のミドル級。
 
 
まさにマーベラス(驚異的)と形容できるくらい凄まじいファイトである。
 
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そして90年代から現在2013年もL・ヘビー級王者で現役のバーナード・ホプキンス。ボクシングファンの評価は低いが間違いなくミドル級の歴代でもトップに入る実力者、やはり左右のパンチは強くスピードはそうないが駆け引きが上手で負けないアウトボックスも出来る万能タイプ。
 
 
アイドル、オスカー・デラ・ホーヤをボディ1発で倒した試合は圧巻、2001年に中量級最強と言われたフェリックス・トリニダードをTKOした試合など悪役として憎らしい程の強さを誇り48歳の現在も現役というのはもう凄いを通り越している。
 
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現在のミドル級最強はこのゲンナディー・ゴロフキンで彼も五輪のメダリストであり多少スタイルを攻撃的にプロ仕様に変更したのだろうか?今8連続だか9連続KO防衛している男で最強のミドル級、ただプレッシャーは凄いがそうスピードは感じないと同時にオープンガードなんで長いストレートは貰いやすいと穴ははあるがソレを補うパワーと破壊力を誇る。
 
 
 
村田諒太選手は最終目標はココだと言っている。
 
正直高い壁ではあるが可能性はないとは言えない。
 
パンチ力だけに関しては世界のミドル級以上かもしれないので。
 
俺が息をしている間にL・ヘビー級王者の日本の選手を観てみたいという夢が中学生の頃からあるんだけれどこの歴史あるミドル級、他の階級に要求されないタフネス・スタミナ・スピード・パワーと総合力が要求されるこの70kg~75kgの世界で彼氏が世界の頂きに昇る事を1格闘技ファンとして切望したい。
 
 
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ちょっとこの動画を観る限り(まあコレはアマ時代の映像だし)、、、、、厳しそうですけど世界を震撼させるボクサーになって欲しいなあ~。。。。。まあどんな名ボクサーでも駆け出しの頃はあるわけだしね。