気ままに気楽に

今日も息をしています

怪獣大戦争

イメージ 1

水野久美キングギドラの流麗さ、華美は永遠であると言える。

イメージ 2

この映画は1965年に日本公開された日米合作映画でありかつ怪獣ブームをココから約10年間構築する記念碑的作品であり又、怪獣の存在が地球上の脅威だけではなく宇宙の脅威であり宇宙対地球というより特撮映画をSFに昇華し、よりスケールが大きくなった印象が自分にはある。

その一つがキングギドラという美しい悪魔的美獣と東宝特撮に欠かせない美人女優、水野久美の存在であるのだ。

俺は確か?この映画の数年後改題してリバイバル上映された「キングギドラゴジラ」を東宝チャンピオン祭りにおいて多分、同時期に「ゴジラ対ヘドラ」なんかを劇場で観た記憶があるのですがその特撮のド迫力、スケール感に圧倒されました。

お話の方は宇宙飛行士二人(宝田明とニック・アダムス)が謎の惑星X星を探査するのだが、そこは数名の生存者しかいなく高度な科学力と知能を持った生命体が居て、その惑星を死滅させたのは0という謎の完全無敵の超怪獣であった。

そしてX星人としては地球人との友好を図ろうと表では画策し裏では地球を征服する魂胆でいたのだ。

ただ地球人でもいい人間、悪い人間の描写は特撮であるのだが水野久美扮するX星人はある意味X星人的には不完全な良心を持つ生命体であったようでニックと恋に堕ちたりするのですが、子供心に生き残って欲しいなあ~、、、、なんて思っていたけれど哀れ、X星人の首領に処刑されるのである。

このX星人のコスチュームがモダーンで好きでした、後のウルトラ警備隊のデザインに繋がったと勝手に想像します。

そしてタイトルが前にくる怪獣が勝つという意味でキングギドラは史上最強の宇宙怪獣でありこの映画では0と呼ばれていた怪獣ですが絶対的強さで地球怪獣が束になっても敵わないというのは前作と変わらず。

ゴジララドンがカプセルみたいなのに収まって宇宙に出ていったり、シェーなんてポーズをするのは怪獣の擬人化のやり過ぎ感も否めないがそれでもこの映画のスケールをいささかも落とすものではない。

イメージ 3


格闘家、佐竹雅昭の入場テーマに使用された本作の伊福部のマーチ曲は俺の中での特撮映画の代表曲で勇ましく心躍るものなのである♪