気ままに気楽に

今日も息をしています

今週のニール・ヤング   Goin' Back

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たおやかな音や心安らぐ音や楽曲は音楽を聴く人それぞれに個有のものがあるであろうが俺にとってはこの曲がその一つだ。
 
1978年というのは60年代から生き残っているポピュラージャイアンツにとっては非常に精神的に穏やかになかった時期であろうといえる。
 
PUNKの洗礼を受けた一部の若者たちはそれまでのポピュラーの音をすべて否定し、演者側も視聴者も一体となって誰でも出来るんだ!!こんなもんは!!Rockとか反抗とか言いやがって大金持ちになり肥え太った前時代の豚どもの音なんか聴けないぜ!!
 
俺たちこそが今の真実な音なんだ!!
 
北米でどこまでそのムーヴメントがあったかわからんかったけれど英国や日本に比べて小さかったような気がする。
 
そういう中でほとんどのジャイアンツが静観視していた中、この人はPUNKを積極評価することとなるので俺たち世代にも絶大な信頼があった。
 
とまれこういう時代で一部の日本の若者や、世界中の若者を中心にムーヴメントになったであろうPUNKの時代だったので俺自身はこういう音は後追いで聴きまして、改めてこの人の音要素の幅広さに驚嘆を禁じ得ない。
 
この人の楽曲はよく思うのですが、非常に女性コーラスやヴォーカルが合うモノが多く存在します。
 
ひょっとしたらこの人の根本のルーツはカントリーっぽいものかもしれないそこに+フォーク的なものとか。
 
結局、音のジャンルは揺り動かしのサイクルがあると俺は勝手に妄想します。
 
19世紀後半ポピュラーの音のもとになったものからJAZZ、BLUES、R&B、R&R、Rock、レガエ、PUNKなどはそのそれぞれの時代のレベルミュージックでありいささか極私的だけれど温故知新とかではないのだろうけれど、音楽でいえば何回か揺り戻しがあり概念の覆しの歴史があると言い切る。
 
古代の壁画に書いてあった文に今時の若いもんは~という文章があったという話があるけれど音楽もその逆の繰り返しで今までのダサい音が~というので新しい音が生まれたのだろうけれど、個人的にはPUNK以来もう35年以上揺り戻しがないので少し不安ではある、でも全く違う形態でそういう揺り戻しはあるかもしれないけどね。
 
そんなことをボヤーと考えながら聴いたんだけれど、どうでもいいのさ気持ちいい音は永遠なのさ♪
 

Goin' Back - Neil Young  ♪