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鉄砲玉の美学

男は全てじゃないが喧嘩(肉体的なモノだけではない)に強い者に惹かれるもんだ。
 
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邦画「鉄砲玉の美学」は1973年に公開されました。
 
1973年と言えば邦画史において重要な時代でしてあの「仁義なき戦い」が公開された年であり、俺より少し年長の兄貴たちは皆劇場で映画を観終わった後、肩をいからせながら家路に着いたという。
 
ブルース・リー映画を観てヌンチャクよりリアルな世界だったかもしれない。
 
この映画は任侠路線映画をそれまで撮っていた中島貞夫監督が深作欣二の創造した映像世界に刺激を受けて制作した映画である。
 
映画の筋としては世間一般の間でいわゆるアウトローな喧嘩の強い男がヤクザの組長に気に入られてその世界に足を踏み入れるが結局、その世界の中でも政治があって上手くわたることが出来ず野良犬のように犬死していく様を描いている。
 
こういう話は枚挙にいとまがない、特に関西に居ると。
 
今の職場の仕事仲間の人(別会社から出向できている)と仲良くなってその人は大阪市内在住なんだけど俺と同世代だけどなんか同じ匂い?みたいなのを感じたんですね最初から、向こうもたぶん?俺のことを少しそう感じたみたいだけど。
 
高校生の時に大阪の繁華街でチンピラに絡まれて事務所に連れていかれたらしい、普通ならそこで土下座するもんだけど暴れたらしく、その時アイクチを組長に突き付けられたときは流石に血の気が引いたそうだ。
 
その後、その人の父親とその組長が友人とわかったらしい
 
その親分が最近なあ~威勢の若い坊主がきよってのう~、スカウトしたんやってそれ俺のことやんけってその人当時思ったらしい(笑)
 
結局その人は業界に入らなくてよかったと言ってた、たぶん?犬死していたろうし。今は10歳のお子さんと一緒に遊ぶマイホームパパである。
 
俺なんかも幼馴染がY組系で活躍している?のが居るし、関西特に大阪、兵庫、京都の都心部にはよく転がっている話である。
 
この映画の時代は俺たちの性春時代以上にヤグザ社会と一般社会が近い時代だったとはいえる。
 
渡瀬恒彦が何故?芸能界ステゴロ最強かよくわかる映像世界でもある。
 
荒木一郎頭脳警察の音楽も反体制でイイ。
 
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