カヴァー曲においてのオリジナルアレンジの考察
お馴染みニール・ヤング御大だ。
その音楽性の多様性、雑食性、変態性において他の追随を許さない孤高の存在だ。
音楽ファンの皆さんはカヴァー曲というのはどうとらえているであろうか?
オリジナルに忠実なアレンジの馴染みやすい、聴きやすいカヴァーがいいか?
それともカヴァーするミュージシャンの個性が前面に出るものがいいか?
まったくオリジナルを破壊して別の曲のように聴こえるのがいいか?
個人的にはドレもイイ悪いではなく好きです。
バーズという1960年代を代表する米国のスーパーバンドがあります。
彼氏らはいわゆる伝承歌やどこがルーツか不明な19世紀の曲を俺が思うにポピュラー音楽として忠実に再現カヴァー曲がいくつかあります。
まずはコレを聴いてみましょう。
The Byrds - Oh! Susannah
非常に聴きやすいいわゆるフォーキーなアクーステックなアレンジで細かく言えばいろんな技巧がちりばめられています。
続いてニール御大のヴァージョン。
Neil Young & Crazy Horse: Oh Susannah
コレは3年前に発売された「アメリカーナ」というアルバム収録されているが俺は初めて聴いたときニールの新曲と思った。
でもどこか聞き覚えのある歌詞だったので世界でも有名な米国の伝承歌とわかったのだ。こういうカヴァーはなかなか出来ない御大だから出来るともいえるノイジー&斬新さ。
次は英国国歌でおお神よ女王を救い給え。
God Save the Queen
荘厳な雰囲気の女王陛下万歳である。
同名異曲でPUNKのセックス・ピストルズの楽曲は当時発売禁止になったらしい。
動画はありませんが彼氏らはそんなに原曲を崩していないようだ。
コレは内容訂正記事でもあります。
御大の手にかかりますと
Neil Young & Crazy Horse: God Save The Queen
常にこういう御大のカヴァーを聴いていますと元気になるし、またカヴァーを我が曲のようにしてしまう力を感じてしまう。
こういうのの好き嫌いは分かれるでしょうが自分は大好き。
この曲に関しては自分の出自と祖国に対する思いが率直に出ている感じがする。
DEVOのSatisfactionのカヴァーが原曲崩しアレンジの最高峰だが御大もなかなかにやるわけなのさ♪