俺が来期以降の阪神タイガースに望むこと
日本のプロ野球は2007年以降、熱を入れて観ないようになった。
今も昔も資金力の乏しいチームが優勝するのは困難でそれは戦術や戦略でやりくりするものであり、それで優勝したりするから野球の醍醐味があったりするのだけれど初めから3位以内狙いなんていうのは興ざめだし、観ているファンも納得しないんじゃないだろうか。いづれ公平な形での運営を望みたい、プロ野球は。
正直、星野監督が監督をしりぞいてから観ててわくわくさせるような、期待させるような野球をここ10数年してきていない。
岡田、真弓、和田と元阪神選手の監督が指揮していたけどどれも球場に足を運んで応援したくなる野球はしていなかった。
一つは打撃が貧弱で例えば今のホークスのような生え抜きの4番や主砲が居て豪快な本塁打を撃って打ち勝つ野球がまるでないのが一つの要因である。
星野阪神はじゃあ生え抜き強打者が居たか?と言えばいなかったけど星野のカリスマ性に加え大量移籍補強した選手と生え抜きが融合して、とにかく粘り強い野球をしていた。
9回裏二死になるまで逆転を予感させるくらいの粘り強さがあったから観てて面白かった。
来季2016年から阪神タイガースは大幅に首脳陣が入れ替わり、金本新監督の体制の下でどういう野球をするか楽しみである。
因みに俺はスワローズの優勝は絶対ないと予言する、ドラフトで空くじで喜んでいる間抜けな監督には運がまず来ないと思う。
タイガースが弱い理由の一つに生え抜き大砲が30年以上居ないこと、もしくはその素養を持った選手を潰してきたことにある。
確かに150km以上の速球を投げる投手や、飛距離130m以上飛ばす選手は育てようにも育てれない、元々の素養が必要である。
だが星野以降の監督は試合を勝つことにこだわるために生え抜きの大砲育成を怠り、1軍で結果を出した若手を継続起用しないから、いつまでたっても小粒な他球団に行けば守備要員か下位打者としてしか起用出来ない生え抜きしか居ない。
守備の上手な選手はどの球団にもごろごろ居るし、長距離砲が日本球界全体に不足していて外国人頼みなのが現状だ。
優勝とかにはこだわらないのでとにかく長距離砲が出てくるのを強く望みたい、そういう選手を育成できる人が監督になったと思うから。
今、オフシーズンで金本監督が選手以上に目立っているけどそれじゃだめだ、選手が監督を驚かすくらいのアピールをしなきゃいけない。
とにかく来季のタイガースの野球に期待したい。
こういう勝負強い劇的な一打を撃てる選手が出てくることを強く望む。