気ままに気楽に

今日も息をしています

NEIL YOUNG&CRAZY HORSE   WELD


戦争をホントに知らない俺たちは戦争の怖さを知らされることとなる。

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DISC1

HEY HEY, MY MY (INTO THE BLACK)

  CRIME IN THE CITY (SIXTY TO ZERO PART 1)
BLOWIN' IN THE WIND


      WELFARE MOTHERS
LOVE TO BURN
CINNAMON GIRL
MANSION ON THE HILL
F*!#IN' UP

DISC2


 CORTEZ THE KILLER
POWDERFINGER
LOVE AND ONLY LOVE
ROCKIN' IN THE FREE WORLD


      LIKE A HURRICANE
FARMER JOHN
TONIGHT'S THE NIGHT
ROLL ANOTHER NUMBER (FOR THE ROAD)


1990年の後半から暮れにかけては全世界に緊張が走ったのだ。

いわゆる湾岸戦争の元となったイラクが隣国クウェートに侵攻したのである。

翌1991年1月17日にアメリカ軍を中心とした多国籍軍イラクを総攻撃する。

国際政治の細かい処はわからないがこの時、イラク政権はフセイン大統領の独裁であり、日本も大使館にいた一部要人や家族、他諸外国の要人も人質になっていた。

我らがアントン、アントニオ猪木が確か?イラクに旅立ち数名の人質を解放したのはどうあれ驚いた、時の総理大臣にも出来ない快挙だったろう。

米国主導の報道に偏りはあったものの石油利権は別として、イラクの国体としての動きは国際政治において許すべからずな処があった。

俺の個人的考えだけど独裁というのは行きつけば世界制覇をもくろむものであり、それが敵が巨大な米国という絶対敵わない国体であっても邁進していくものだと思っている。

米国は色々批判はあれど、国の成り立ちが多民族国家のそれであり、個人主義が強く又、さまざまな考えがあり集合体なので独裁政治にはなりにくく、平和を唱えた影響力の強い者は暗殺されている。

俺みたいな馬鹿でもこの1990年と91年のイラクを中心とした湾岸戦争は結構衝撃を受けた。

でこのLIVEは映像の方(当時VHS)も凄かったけどこのライヴ盤も物凄い迫力があった。

DISC1の3曲目のディランのカヴァーは未だに聴いていても魂が揺さぶられる。

とにかく俺の世代は朝鮮戦争ベトナム戦争も肌で感じ取っていない(ベトナムは少しだけ印象があるけれど)、ソ連アフガニスタン侵攻と英国のフォークランド紛争しか、リアルタイムで味わっていなかったのでこの戦争は強烈でした。

又、情報規制ということで戦地に於けるレポートがほぼない、一方通行のジャーナリズムにも怖さを感じた。

この10年後に米国はNYをアフガンゲリラに国内旅客機が乗っ取られてテロルに遭うわけだが、それもやむなしな無慈悲な総攻撃をかけている。

戦争は利権も絡むので一概にそうとは言えないが原因の一端は作ったわけだ。

米国が勝った戦争で敗戦国に対して成功したの日本しかない。

中近東諸国に米国的資本主義発想は絶対に通用しない部分があるのだ。

今のイラクのメインランドなんてどういう風になっているか誰も知らないだろ。

それが報道規制の怖さなのだ。

全編コレ、ニール・ヤング反戦に伴うメッセージが伝わってくる熱いLIVEでありこの時期に誰も著名人が反戦と唱えなかったことに対する怒りのエナジーに満ち満ちている。

Rockで時代は変わらない、政治は変わらない、戦争は止めれない、平和にならない、がパフォーマーが訴えることにより同志は集まることができ、惹きつける力はあるので何世紀先の将来には、平和に貢献できる素晴らしい文化であると俺は信じたい。

1991年に発売された20世紀の歴史的名LIVEです、色々な意味で。

1月17日って俺たち神戸に住んでいる人間にとっても運命の日だ、偶然だけど。