極私的ボクシング 階級別オールタイムランキング
俺はまあ中学生くらいの頃から真剣にボクシングという格闘スポーツを観だしているが、他の格闘技やスポーツファン(他の格闘技やショーも好きだけど)には申し訳ないが昔からそうであるが娯楽としてもスポーツとしても、最高峰にあるのがこの競技である。
未だに以前と比べて減ったけれど、元プロボクシングの世界王者をクソバラエティ番組で茶化すのがあるがあーゆーのは作り手がこのスポーツの本質を知らない。
世界王者になる選手は学歴とかで行くと東大卒で教授になる確率より低い。
つまりボクシングの優秀な者は非常にクレバーで賢い。
そうでないボクサーはやはり生涯成績も平凡である。
このブログを洋楽や映画ブログと思われている方、実はボクシングブログでもあるのだ。
そこで俺が今までリアルタイムで観たボクサーの中で軽量級からオールタイムランキングを決めたい、あくまで極私的なんで反論コメントは受け付けません、あくまで自分が当時受けた衝撃度で決めたので。
ミニマム級は該当者が居ません。
リカルド・ロペスという声もありますがこの階級自体個人的に必要があるのかな?という疑念が昔からあるので。
ライトフライ級はイラリオ・サパタです。
こういう選手には日本の選手が国内で勝った試合を観たことがない。
中南米選手特有の柔らかさとバネは日本選手にないモノが大昔からあり、個人的に言えば未だに日本ボクシング技術で対応する作戦がないのが歯がゆい、攻略する方法は同じ人間がしているのだから必ずある筈だ。
フライ級は該当者居ません。
日本はフライ級は伝統の階級で強いボクサーも多く輩出したけどオールタイムで記憶に残る選手は居ません。
スーパーフライ級は渡辺二郎である。
この人は日本拳法の猛者でもあり、凄い強かったらしい。
且つ、クレバーなボクシングで打たせずに打つボクシングをしつつKOを常に狙うという俺の中では日本歴代ボクサーの最強の一人である。
引退後の転落人生は個人的には残念。
この階級においてピンポイントパンチでしかも強打者、ディフェンスマスターでもあったので俺が観たバンタム級では歴代最強である。
因みにライトフライ級も同じ時期1970年代半ばに新設、クルーザー級(重量級)は1980年代半ば、スーパーフライ級もそのくらいか少し前、スーパー・ミドル級やミニマム級は80年代後半なので歴史はさらに浅い。
当時、日本のフェザー級にはKO仕掛け人と言われた東洋王者ロイヤル小林という選手が居て個人的にはこの選手が今居れば、後に世界王者になったがもっと名声を得ていたかもしれない、その強豪選手を圧倒する試合は観てて鳥肌が立った。
フェザー級はアレクシス・アルゲリョである。
多くのファンはスーパー・フェザー級と言われるが俺はこの階級時代である。
日本に来日してボディパンチで小林をKOした試合は戦慄でした。
しかもマスクは端正で日本でも人気のある名ボクサーでした。
撃たせずに打つボクサーパンチャーであり、世界戦でのKO率も凄い。
撃たれ弱いがその強打は歴代屈指と言えるでしょう。
ライト級は専門家からも評価が高いロベルト・デュランである。
猛烈なファイターであるがディフェンス技術も凄く打たせないインファイターで個人的にボクサースタイルとしては一番好きなタイプである。
スーパーライト級はアーロン・プライアーである。
この選手で一番驚いたのは、日本でも門田選手?にKO防衛した同階級の名王者アントニオ・セルバンテスを番狂わせでKOしたことである。
セルバンテスは一説にはアルゲリョもそうですがロベルト・デュランが対戦に難色を示したほどの強豪である。このボクサーは俺の中での中量級では物凄い評価が高い。フロイド・メイウェザーなんか吹き飛ばしていたんじゃないか?と妄想してしまう獰猛なファイターで80年代の中量級のスーパースター強豪が対戦を避けたとも言われている。
スピード・回転力・パワーは強烈でした。
レナードじゃないのか?という声が聞こえるだろうが俺は違う。
内山高志と同じく撃たれ弱さが欠点だが、歴代世界高速の左ストレートを持っていて右ストレートは一撃必殺だった。
その左ストレートは誰もよけることが出来ずレナードも網膜剥離になったのだ。
ビジュアルもボブ・マーリーのようにスタイリッシュで格好良かった。
スーパーウェルター級は該当者なし。
この階級はウェルターの侵略者がミドルに挑戦するための通過地点の階級のような気がするから、コレと言って歴代に残る王者は俺の中では居ない。
ミドル級は現在のミドル級王者、ゲンナディー・ゴロフキンである。
この階級は近代ボクシングが発祥した時代からある100数年以上の歴史のある階級でバンタム・ライト級とともに名王者を輩出している階級で、シュガー・レイ・ロビンソンやマービン・ハグラー・カルロス・モンソンと言った歴代でも強烈に強い王者が存在していたが、彼らを凌ぐのがこの選手である。
今一番、危険なボクサーとも言われている。対戦者をトラブルに恐怖に陥れる迫力と風格がある高等技術のある強打のファイターだ。
現在無敗の上、連続KO防衛中である。
この王者に今勝てたらその選手は英雄になれる。
S・ミドル級は該当者なし。感動や衝撃を俺に与える選手は出ていない。
L・ヘビー級は悩んだけど史上初めてL・ヘビーからヘビー級を制した選手としてマイケル・スピンクスを選んだ、しかも勝った相手が歴代でも屈指のヘビー級王者ラリー・ホームズだけに称賛に値する。マイク・タイソンに一発KOされた印象が強いから一般的評価が低いのかもしれないけど、素晴らしいL・ヘビーには違わない。
体格差を跳ね返すハンドスピードがあった。
ヘビー級に上がってヘビー級も制覇するのだがまるで中量級のようなボクシングで戦う、こういうタイプの選手は初めて観たので衝撃的でしたね。