竜二
この映画はこのブログで記事にするのは2回目です。何度観たかな?10回は観たかしら。因みに今の邦画どうこういうつもりもないけど、1980年代の邦画や洋画は生き生きしている今観ても。当時は劇場で映画は観る時代でしたからね。
音楽でいくとレンタルがない時代で買わなきゃ聴けない時代だったんだ映像も。
パクリ企画しりとり第3弾 映画しりとりは合計121作のノミネートがありました。
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第12弾は「竜二」です。
ところで前回の「ルーカスの初恋メモリー」の記事
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はコメント0に終わった。。。。。。。ヤフーブログで映画ブログ気取っている奴らは映画観ていないのか?それともこの青春映画はコメントする価値もないのか?正直俺はがっくしきたね。もっと映画観やがれ!!と一応ほざかしてね。
この映画は公開当初からすごい話題になっていた。
何故か?映画公開当時主人公竜二役の金子正次は既に亡くなっていた。
そこでなんというか俺たちはブルース・リーなんかとこの人を重ね合わせたりもした。劇場で観た友人は真に泣ける映画だと言った。
俺たち世代から上の世代は人前で男は泣くな!悔しくても泣くな!と言われた世代だ。だから俺もそうだけど野球は好きだが高校野球は一部を除き大部分が大嫌いで今もそうだ。
男が人前で試合に負けたくらいで人前で泣くな!ボケ!と常に思っていた。
最近はプロ野球選手でも泣いているからね、ふざけるなよだよな。
アレは泣いている自分に酔っているんだろ?って勘繰る。
この映画はヤクザ映画ではあるが抗争シーンや暴力シーンの少ない描写で昔から評価が高い。
なんといいますか雰囲気だけでこういう生業の人たちの生態を描いている描写は見事である。
俺の幼馴染にも親父がヤクザで今はY組のK会系の組長やっている奴がいるが(今は全くつきあいなし)、地元の不良で知らん奴は居なかった、年長のワルにも悪名が届いていたみたい。
ガキの頃から親父の教えなんだろうがケンカは絶対負けるな、負けて帰ってきたら父親にしばきまわされていたんだろう。極真空手の道場にも通っていましたよそいつは。
若い頃既にこういう雰囲気を持っていましたよ。
この映画の主人公はとにかくはぐれものの男の弱さ、強さ、優しさを見せてくれました。
よく馬鹿女が好むただ優しいだけや粗野な男という意味ではないよ。
この映画に限らず、1980年代前半は結構邦画に秀作が多かったのはまぎれもない事実だ。それは演じている側も観る側も真剣に映画を感じていたというのは言い過ぎか。でも熱いモノは感じますね、今の若い人に是非(俺のブログに若者は来ないが)観て頂きたい邦画の傑作だ。