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今週のボブ・ディラン  When the Deal Goes Down



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ボブ・ディランノーベル文学賞を獲った初のミュージシャンということで巷間ではかまびすしい。

俺はディランに関していえばそういう権威みたいなもんより本人は純粋に自作の音楽を評価されるのが本意と言いますか、正直俺がノーベル文学賞と言われてもなあーというのはあったかもしれない。

ノーベル賞自体、故人には授与しない。

此処が非常に矛盾している部分だ。

数字だけで評価される昭和名球会みたいなもんで、他の時代に生まれた選手は除外かよ?というのと同じくらい違和感がある。

俺の中では故人でいえば、何の部門の賞に値するかは置いといて、モハメド・アリ三島由紀夫司馬遼太郎なんかも入るだろうと勝手に思える。

そのくらい彼らが紡ぎあげた文学や肉体の極限の美しさは人類史に語り継がれる素晴らしいモノであろう。

西宮出身の作家さんはファンには悪いが到底届かない部分がある。

もちろん俺も彼氏のデビュー作や初期作は読んでいて大好きだけどさ。

この曲は2006年に発売されたアルバム「モダン・タイムス」の収録曲ですがニール・ダイアモンドに一度破られるが、65歳の高齢でチャート1位になった名盤である。

如何に若いミュージシャンやバンドがおもろないか?購入するに至らんのか?ということを端的にしめした現実である。

ただこの楽曲自体、どこがイイの?と言われれば答えに窮するのだが、65歳までソロミュージシャンで第1線でいつまでROCKや!!Folkや!!プロテストや!なんていう視点はあんたにできるかい?となった時にこういうラグタイム、ムーディーな楽団的な音になってもいいんじゃない?って広い視点で観てあげようじゃないか。


これのどこが凄いの?と問われても困るんだけどそういう稀有なミュージシャンなんだ。