気ままに気楽に

今日も息をしています

イージーライダー



パクリ企画しりとり第3弾 映画しりとりは合計121作のノミネートがありました。




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第17弾はイージーライダーです。

この映画は何というんでしょうか?1969年発表という年代と製作費の数万ドルから当時7千万ドルの興収を叩きだす、世界的大HITした奇跡のRockムーヴィーといえる。

今月号のロッキンオンを現在のジョン・ライドンのインタビュー記事があるだけで購入した馬鹿者の俺であるが、無軌道に観える若者の生態を映し出すだけのモノって結構、今も昔もあるが後世に残るモノはそう数は少ないのである。

俺は世代ではないのでこの映画はベストRockムーヴィーではないがRockの限界や儚さを描いている傑作のようにも思える。

もちろんその源流にあるブルーズなんかにも相当する。

この映画でミスキャストと思われたジャック・ニコルスンが主人公の一人デニス・ホッパーに野宿しているときにつぶやくシーンが俺には一生忘れられない。

何故?皆、あんたを避けるのか逃げ腰だかわかるか?あんたの目に自由が観えるから怖いんだよ。

何かに縛られている連中は自由気ままに振舞う輩を忌み嫌う、それは今も昔も変わらない。そして自由の国とか言いながら真の自由はないアメリカ合衆国そのものずばりを言い当てている俺にとっての箴言だ。

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物語は単純でロードムーヴィーである。バイカーの。

俺が以前勤めていたレンビデ店長仲間の先輩(俺より年長)が日本公開当時観に行ったら、当時の日本のヘルズエンジェルのような連中が神戸三宮の新聞会館の前をうろついていてメチャメチャ怖い思いをしたらしい。まあ俺らの世代のThe StalinのGIGを観に行くような感覚だったんだろう。とにかくこの映画はいろんな意味合いがあって新世代と旧世代の対立、新しいモノへの嫌悪、建前の自由と本音の自由の温度差、銃社会の怖さなどなど語りだしたらキリがない名画である。

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昔はスタイリッシュなキャプテン・アメリカことピーター・フォンダが好きだったがやはりこの映画は変態Rock野郎俳優デニス・ホッパーが最高にイカシテいる。

メキシコから北米ロスにヘロインを届けるプッシャーが小金を稼いで、気ままに気楽な旅をする野郎というだけの物語なんだが、何回観ても飽きないし俺にとっては「地獄の黙示録」と双璧のRockムーヴィーである。