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裏窓



パクリ企画しりとり第3弾 映画しりとりは合計121作のノミネートがありました。




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第20弾は裏窓です。

このブログ閲覧している方々はほとんどが1回はこの映画を日曜洋画劇場?だっけ、なんせ淀川長治解説のTV再放映の分で観ているでしょう。

ヨドチョーさんはヒチコック好きで何度か特集組んで流していたように思うのですがそれは電波や番組の私物化というのではなく、こういう素晴らしい映像作家が英国から出てきて大袈裟に言えば広く広く世間に認知してもらいたいという使命感?みたいなのでやっていたのだと解釈したい、サヨナラサヨナラサヨナラ。

1954年の米国映画であるが今の時代を予見、風刺しているようにも思える傑作である。

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この映画の主人公は足骨折して車椅子生活を余儀なくされているキャメラマンジェームズ・スチュアート)とその恋人(グレース・ケリー)が住んでいるアパートの向かいのアパートの事件を推理、探偵する物語である。

この映画は何度か、劇場でも名画座で観た(確かめまいとの二本立てだったと思う)のですがなんといってもグレース・ケリーの美しさとなんで?キャメラマンのくせにこんな美女と付きあえてスチュワートって羨ましいなって処かな。

でもよく考えるとこのスチュアートの一連の動きは覗きで云わば犯罪的でもある。

裏窓(原題REAR WINDOW)ってまあクルマのリアガラスの意味合いもあるけれどまあ俺もクルマ乘りだしてから時折、ルームミラー越しに後ろのクルマの動きを覗き見しますからね、必然的に。

コレはスチュワートの視点は監督ヒッチコックの視点でもあると言えよう。

勝手な憶測だがスチュワートが悪者なら逆にこんな怖い覗き趣味な奴は居ない。

映画の映像というのはほとんどが主人公の主観の回想シーン以外は神の視点とも言え実際は存在しない第3の視点ともいえる映像である。

そういうのを覗き趣味の暇人の主役とその恋人が演じていて、後出の映画人に大きな影響を与えている名画だとは感じます。

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