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野性の証明

パクリ企画しりとり第3弾 映画しりとりは合計121作のノミネートがありました。






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第22弾は野性の証明です。

この映画は当時、劇場で観たんですがあんまり予告編とか観ていなかったから怖い映画(幽霊が出る類の)と勘違いしたのが、この銭湯に飾ってあったポスターのせいだ。

ある意味怖い映画ですが。

アイドル女優、薬師丸ひろ子のデビュー作でもある。

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怖い映画という勝手な先入観は1970年代半ばからムーヴメントを邦画、小説のエンタメで起こしていた角川映画制作というのもある。

横溝正史シリーズとかの印象が強烈だったんで、そういう類かな?と。

この映画観て自衛隊って軍隊で実は最強なんじゃないの?って勘違いするくらい、元特殊工作員高倉健の超人的強さや他の人員の抜け目なさ(原田大二郎など)に圧倒されたもんだ。

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権力者や偽政者は自分達の我欲を通すためには都合の悪い存在は抹殺する。

それはいつの世にも変わらない、1978年に公開されたこの映画でもその描写はされていて正義?と言う大義の元、大量殺戮がなされるという図式は変わらない。

そういう権力の腐敗の闇の部分を不幸にも知った人間はすべて抹殺されるのだ。

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主要な登場人物は全て死んでいくある意味日本のニューシネマともいえなくない映画ではあるが記者役の中野良子や不幸な生い立ちの薬師丸まで巻き添えを喰らうのはやり過ぎ感があってなんかドヨーンとしたものを感じたもんでした。

高倉健の演ずる役はまさにはまり役で、ラストシーン前に高倉演じる味沢一人抹殺するのに戦車やヘリが何台も動き飛び交う姿は劇場で、なんともいえぬどよめきが起きたけど今、実写でここまで壮大なスケールの画の映画は撮れないだろう。

この時代だから撮れた超大作であろうとは思う。