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ウエストサイド物語



パクリ企画しりとり第3弾 映画しりとりは合計121作のノミネートがありました。




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第50弾はウェストサイド物語です。

1961年に公開された本作はロバート・ワイズ監督が撮った映画でも「サウンド・オブ・ミュージック」と並ぶミュージカルの傑作であり、又映画史に残る不朽の名作である。

ベースになっているのは悲劇の「ロミオとジュリエット」のブロードウェイのミュージカルなんですが、俺は舞台演劇とかミュージカルって一部を除いてあまり好きではない。

が、そういう人間を惹きつけるパワーがこの映画にはある。

それは映画特有のやはり俯瞰した第3の眼ともいえる神の視点から捉えている映像が人々の琴線を揺さぶるモノがあるのだからだろうと考える。

この映画の冒頭はNYマンハッタン島を空撮から捉えて行って、そのキャメラがずううーっと降下して地上に降りていき、不良軍団の指パッチンから始まる。

その冒頭シーンだけでも非常に映画でしかできない手法のように思うのだが、その他この時代の風俗、人種差別を匂わせる表現も含めて色んな米国の闇の部分も垣間見える処が多い。

当然、この映画は摸倣されている映画やPVなんかも多く、マイコー・ジャクスンなんかのBeat Itなんかもまんまである。

このジョージ・チャキリスを筆頭としたシャープなファッションも魅力の一つで、スリム・ジーンズをブーツカットで履き、スタジャンやスィング・トップで決める。飛び出しナイフなどなど誕生前夜のRock的要素がちりばめられた歴史的名作と言えよう。