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キューポラのある街



パクリ企画しりとり第3弾 映画しりとりは合計121作のノミネートがありました。



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第57弾はキューポラのある街です。

俺の中では吉永小百合っていう女優は評価しづらい人なんですが、この1962年に今村昌平脚本、浦山桐郎監督作で公開された当作が代表作で、かつ名画であるという認識だ。

というのはこの物語の舞台は埼玉の川口市の朝鮮人部落がある街が舞台になっているが、大阪とかもそうだが俺が住んでいる神戸の地元も朝鮮人部落があり、俺の通っていた小学校も1クラスに5人か4人に一人、在日韓国人が居たからだ。

そして俺自身も、当時のガキの頃の友人も反省してるんですが仲の良い女子二人(日本国籍の日本人)にけしかけられて、アイツは在日とかあの子もそうとかふざけて乱数表作ったりしてて、当然仲もよかった在日の子も居たけど小学校卒業間際に俺と友人は在日の多数の男女に呼び出されてふざけるな!!ってことで袋叩きにされた黒歴史があるからだ。別に差別とかしてたんやないし、その袋叩きしている連中のほうが俺ら日本国籍の子供より金持ちがほとんどだったんだけどね、大概がケミカルシューズ関連の仕事の社長の子息が多かったからね、豪邸に住んでいるのが多かったよ。

ただこの映画に出る在日朝鮮人に対する差別は、俺らなんかの比較にならんし朝鮮ニンジン!!って連呼するシーンなんか観てびっくりしましたけどね。

この物語の舞台は鋳物の街という設定だが、全国にそういう工場街があれば大概朝鮮人部落があるのは俺ら世代から上の世代なら周知の事実だろう。


北朝鮮に渡れば夢の未来が待っているということでこの映画では多くの貧しい在日朝鮮人が海を渡り、夢の国に渡るのだが現実にはどうだったんでしょう?この時代だから撮れる映画ですが今ならNG映画であるが物凄いパワーを感じましたね。

吉永さんは女優としての評価より、俺自身(まあ俺なんてクズ人間だけど)この人の視野の広さと平和、差別のない社会を望む姿勢は人として見習いたい部分である。

そんなボコボコにされた俺も高校時代に在日(ドラムス)と在日ハーフ(ギター、ベース、俺ヴォーカル)の双子と一緒にバンドしてたからね。まあこの映画観ると自分のガキの頃の情けない愚かさと、この時代の必死に生きている労働者や若者なんかのダイナミズムには惹かれてしまう。




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