気ままに気楽に

今日も息をしています

逆転の貴公子 大場政夫



私のボクシング好き、及びボクシング観戦歴は大場政夫選手にて始まります。

今、ハンカチ王子とかハニカミ王子とかいろんな王子がいますが私にとっての真の王子様は大場政夫選手なのであります。

とにかく試合展開が派手でした。強さにおいては過去、現在を含めて彼以上の選手はいるかもしれませんがドラマ性というのか、まるで真剣勝負の中でプロレスとか漫画の主人公のように鮮やかに逆転する選手は私の知ってる限り、日本のボクサーでは彼しかいません。。。

事実、ラストファイトになったチャチャイ・チオノイ戦でも序盤に痛烈なダウンを喰らい右足をねん挫します。現行ルールのボクシングならここで試合終了で負けています。

しかし、執念で逆転KOします。こんな大逆転そう観れるものではありません。

しかしこの試合の数日後、当時世界に数台しかないといわれたシボレー?に乗って運転中、首都高速中央分離帯に激突、即死の事故で急逝します。

海外のボクサーでもサルバドール・サンチェスとか最近ではディエゴ・コラレス等、交通事故で現役もしくは元チャンプの名ボクサーが命を落としています。

子供時代、メチャ、ショックを受けた記憶があります。

当時のマスコミはジェームス・ディーンなんかとダブらせて報道してたみたいですが、リアル・ヒーローの死は全国のファンが悲しみます。

私にとっての最初のリアルな英雄でありました。