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アーネスト・ホースト  フォー・タイムス・チャンピオン

1993年という年は総合格闘技において地殻変動が起きた革新的な年でもある。
 
いわゆるボクシング以外のガチンコ格闘技が続々誕生した年で格闘技ファンの夢が大きく膨らんだのである。
 
まず日本国内では打撃系格闘技ではK-1が誕生します。
 
この競技は創始者石井和義氏が格闘競技を出来るだけ素人にも分かりやすいように従来のキックボクシングの首相撲や肘打ちを排除して純粋にパンチ、ひざ蹴り、キックのみの打撃だけでしかも見栄えのするヘビー級の大男が対峙して一日でトーナメントを開催して王者を決めるという武道形式にしました。
 
そして国内でもうひとつ全速力で対戦相手に猛烈にダッシュをかけて顔面パンチ以外全てが有効な攻撃で先に仕留めた方が勝利するパンクラスという格闘技団体が誕生します。
旗揚げ興行の東京ベイNKホールの大会では全試合合わせても15分しかなかったいわゆる秒殺って流行語を生んだ格闘技団体でした。
 
アメリカでは古代パンクラチオンや地下プロレスを彷彿とさせるオクタゴン(金網)の中で目付き、金的以外はなんでもありのルールでUFCが誕生します。
 
この当時、私はビデオ業界に勤めていたのですがビデオ店の若いバイト君とかコアな格闘技ファンの中でリングス、K-1、UFC、パンクラスのビデオが人気がありかつ地上波で放送もないので結構、人気ソフトだったのを覚えています。
 
そしてK-1なんですが代々木体育館で確か?第一回大会が開催されますが番狂わせの連続でB・シカテックという元ボクサーのキックボクサーが右ストレートの強打のみで優勝します。
 
この頃のK-1はヘビー級といっても小柄な選手が多くて迫力不足でしたがKOの連続で一挙に格闘技ファンの心をつかみます。
 
その中で準優勝に終わったアーネスト・ホーストの蹴り技とパンチのコンビネーションはファンを唸らせるものがありました。
 
彼のローキックなんですけどひざの裏の筋肉の無い部分を斧をスパッと鋭角に切り落とす様に繰り出すので物凄い相手からしたら有効で効き目のある攻撃だったと思います。
 
ソレが来るのを恐れて防御をしてたらパンチが飛んできたり、ハイキックが飛んでくるので非常にやっかいです。
 
この選手も元々L・ヘビー級(80キロ以下)の小さな選手ですがK-1の大会がよりメジャーになるにつれ増量に成功しK-1の技術体系に大いに貢献した選手だと思います。
 
B・サップに2連敗したのはしょっきりみたいなものだlるたのでしょうか???
それとも谷川が作ったシナリオだったのかちょっと首を傾げましたけど。。。。。。
 
いずれにせよK-1を今、当たり前の様にTVで見せれる格闘競技として貢献した名選手には違いないと私は思うのですね ♪