気ままに気楽に

今日も息をしています

気狂いピエロ

タンテータンテータンテータンテーって主演女優がラスト前に踊りまくってるシーンが妙に印象に残った多分、私には生涯理解できない映画がこの1965年に発表された『気狂いピエロ』である。
 
この映画を名画座で『勝手にしやがれ』との2本立てで観た時にはスクリーンに何かモノを投げてやりたい衝動にかられました。
 
異様に期待して観に行った自分も青臭い奴ではあるがこんなキ○○イな主人公の行動原理はさっぱり理解できんし今でもさっぱりわかりません。
 
なんで顔をペインティングするの?、何故にダイナマイトなの?タンテータンテーって踊るのは何の意味があるの?
 
私は前衛芸術や舞踏に関しては全く無知で映画ってエンターテイメントに最低限の娯楽を求めますがコレには無い事はないんでしょうが私にはそんなモノは感じられなかった。
 
ただゴダールって狂気を宿した変人監督の頭の中の創造物を見せつけられてる感じがした。
 
何度も観返す類の映画では自分の中では無い映画ですがこの映画を観たら何故かムカつくのでそういう意味じゃ破壊的なアナーキズムを表現してる映画かもしんないな ♪
 
とにかく腹立ち紛れに大声でタンテータンテーって叫びながらクルクル踊りながら映画館を後にした記憶がありますわ!!