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ジョーズ

1975年に公開された映画『ジョーズ』は全世界で大ヒットし一躍、監督、ステーヴン・スピルバーグの名を世界的に知らしめ且つ主演のホオジロザメの怖ろしさ、ロイ・シャイダーをアクション俳優の名優にさせたサスペンスアクション映画の金字塔となります。
 
当時、神戸では既に三宮、元町が商店街としては中心ではありましたが新開地界隈も凄い賑わいがありましてこの映画は両親兄弟 、近所の親子総出で観た記憶がありまして衆楽館という地元でも大スクリーンを誇る劇場で観まして、立ち見の客も大勢でてめちゃくちゃ混雑した中でこわごわ観た記憶があります。
 
かくゆう私は小学2年生までカナヅチで海に行っても顔をつけれないし学校の夏の体育の授業でも潜ることも泳ぐことも出来ない水恐怖症で泳げる子は白帽を被って、駄目な子は赤帽を被ってましてもちろん赤帽で近所の友達が白帽で2歳年上の仲良しの子が国体ジュニア選手権で優勝したりするくらいの水泳自慢が揃ってて恥ずかしいのと同時に水が怖かったんです。
 
その友人たちのれんがばれんがばって感じの指導のお陰で3年生になりますと白帽になり平泳ぎでは無限に泳げる位水泳は得意になったのですが、ソレでもプールはそうでなくても海に対しては少し恐怖心がありました。
 
又この映画の予告がなかなか主役のサメをださない作りになっていたのでどんな怪物が出てくるか分からない怖さもありました。
 
冒頭のシーンでいきなり海で全裸の女性が謎の得体のしれないモノに襲われる掴みからしてド迫力でした。
 
三人の主要キャスト、ロバート・ショウリチャード・ドレイファスロイ・シャイダーの中でも一番各上の俳優はロバート・ショーだったと思います。
 
映画をあまり観ない父があの髭、悪役やよ~西部劇で観た事あるぞとつぶやいていたのでそうなのでしょう。
 
このロバート・ショーがいけすかない船の船頭役で腹立たしくってしょうがないのですがサメに胴体を食い千切られるシーンは思わず目を背けるくらい凄惨なシーンでした。
 
未だに瀬戸内海みたいな処にサメが漂着なんてニュースを聞くと反射的にこの映画を思い出します。
 
私の自宅のすぐ近くに須磨海岸って日本でも有数の海水浴場があるのですが、よく子供の頃にまだ海開き前に泳ぎに行ってクラゲに刺されたりしましたよ。
 
ウワ~ジョーズにやられたで~ってギャグをかましたりしてたけどアレってミミズバレになって結構痛いのよね。
 
この映画は当時の映画の興行収入世界新記録を樹立し、世界中にジョーズ現象を起します。
 
何かとお笑い芸人のネタになったりしてましたけど、2まではよく出来た海洋アクション映画でした。
 
ジョーズ3Dなんてのは変な3Dメガネかけて観たりしてほとんど寝てしまうくらい退屈な映画だったので個人的には2までが続編として観れるといえるかもしれません。
 
ラストシーンのロイ・シャイダーの最後のセリフが異様に格好良くて印象に残ってるのですが、実際に小型船をぶっ壊すぐらいの10メートル級のホオジロザメなんて人間が敵う訳もなくリアルファイトしたら皆殺しにされそうなんですが、そこは映画なんでしっかりカタルシスを見せてくれます。
 
この映画で個人的にはロイ・シャイダーリチャード・ドレイファスって完全に日本のファンに認知された俳優だと思いますし、スピルバーグの得体のしれない異形なモノを扱う映画は天下一品といいますかヒッチコキアンって一時期彼もそう形容された映画監督なんですけどまさにその通りだlとうなづいてしまうんですね ♪