気ままに気楽に

今日も息をしています

ゴッドファーザー

ゴッドファーザーは1972年に公開された映画でその年のアカデミー作品賞に輝いた傑作です。
 
個人的にはこの映画は映画のオールタイムランキングでもかなり上位に来る映画だと思います。
 
マリオ・プーゾの原作も素晴らしいですけどその映像化したこの映画もある意味映画史上の金字塔の様な作品の様な気がするのだ。
 
この映画はPart3まで製作されますけど一貫して人間というのはどんなに成功しようが落ちぶれようが等しく孤独であるってメッセージが込められてるように感じる。
 
差別大国アメリカでは白人系であったとしてもユダヤ系であるとかイタリー系ってだけで色眼鏡で観られ正職に就けない者は落ちぶれるか闇社会でのし上がるしか道が無かった時代にシシリーから移住して一定量の闇社会での成功を収めたマーロン・ブランド扮するドン・コルレオーネの娘の結婚式からオープニングが始まります。
 
この冒頭のシーンで華やかな結婚式の裏で事務所にてドンに対してつけとどけをしつつ、娘をレイプした連中の報復を頼む葬儀屋や自分を芸能界から干したプロデューサーに報いを懇願する歌手(モデルはフランク・シナトラとも云われてる)等の話に耳を傾けるドンの佇まいからしてこの映画の重厚さと風格を感じさせてくれます。
 
ワタシはキングカズ三浦和良ほどこの映画を何回も観ていませんけど地獄の黙示録と並んで確実に20回はこの映画を観ています。
 
映画史上に残る白眉なシーンは数多くある映画ですけど個人的にはドンの襲撃シーンが緊張感があって未だにゾクゾクする映像で途中でカラー映画なんですけど画面がセピアトーンに変わるシーンは空前絶後です。
 
身内や家族愛、同郷の士の友情又は裏切りなど様々な展開がありこの映画1本がまさに人生である!!と言っても決して言い過ぎではない超名作なのであります。