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今日も息をしています

ゴジラ

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映画『ゴジラ』は1954年に公開されました。
 
この映画宣伝ポスターはビデオ屋に勤めてる時に持って帰ったもんです。
 
昔は銭湯に行ったらこんな映画のポスターがよく貼ってたりしておー熊殺しウィリーかあ~メチャ強いんやろうなあ~とか千葉真一のゴルゴ13、ドーベルマン刑事なんかが貼ってておう漫画みたいに格好え~んかいや~なんて友達なんかと言い合った記憶があります。
 
丁度、店で平成ゴジラの新作(タイトルは忘れたけんど)が大量入荷って事でコレやら一連のポスターがあったのだけれど自分は真っ先にコイツを確保して他のブツは(ラドンモスラ等)バイトちゃんが持って帰ったというのか、
実は嘘をついて端から1作目は来てなかったんや、我慢しなさいよってちゃっかり持って帰った分です。
 
他にも色々映画の販促用ポスターってあったけど、貼るところがないしこの貼ったのでも休眠中のデスクトップパソコンのアングルに半分隠れてて全然駄目なんだけど時々コイツと目があってお前しっかりせんかいギャオーンって吠えられてる気がして怖い顔である。
 
この映画は自分達が子供の頃に観た東宝チャンピオン祭りで劇場で観たゴジラの姿ではまるでなかったのが印象的でした。
 
TVで初めて観た時はその迫力に気圧されたといいますか、ゴジラにやられてしまう実況のアナウンサーと自分が一緒に居たりした夢を観たりしてうなされたりしたこともあります。とにかく怖かったです。
 
この映画は東宝が当時6千万円の巨費を投じた本邦初の特撮映画であり、かつ世界の映画史に燦然と輝く金字塔であると思います。
 
1954年といえばビキニ島で水爆実験があったりとかして、原水爆の問題が社会問題化していた頃だろうし、この巨大生物に怖れおののき逃げ惑うエキストラの方たちも太平洋戦争実体験者がほとんどなのでその演技がリアルで嘘が無いって処がある。
 
この映画は表向きのテーマはゴジラという無慈悲な破壊神のような怪獣を通じて原水爆核兵器や戦争の怖さを表現し平和を願う反戦映画なんでしょうが私の見方は少し違ってましてその通りなんだけれど、例えばこの映画の元ネタと言われる原始怪獣現るとか観てもその恐怖の度合いがまるで違う様に、どうしても我々のDNAの中にこういうモノってなくて敢えて必要なんだよって諭されてる様に思ったりします。
 
つまり形だけのエンタメでワーキャーいってるかの国と違い人命とは尊いモノなんだ、場合によっては地球より重いって言いきってもいいのだってな意図を勝手に感じとったりしてます。
 
それともうひとつはどれだけ人類が優秀になってヘーイ最強だぜって言った処で自然の脅威、猛威の前には人工的なモノなんか一瞬のうちに淘汰されるんだよってメッセージも込められてるように感じます。
 
特技監督円谷英二、監督・脚本:本田猪四郎、原作:香山滋、音楽:伊福部昭とまさに誰ひとりが欠けても成り立たないカルテットの素晴らしい娯楽大作です。
 
一番最初にゴジラがニュッと首までしか見えないシーンは映画史上に残る最強に怖いシーンでもあります!!