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浅草橋ヤング用品店


1990年代中ごろまではTV東京系のバラエティ番組には神がかった面白さを持った番組がありました。

その中の一つが「浅草橋ヤング用品店」である。

元々、ローカル放送で火曜日の放映だったのが内容が面白いということで日曜ゴールデンタイムの番組に格上げになったようである。

メイン司会は浅草キッドがつとめ、まだ駆け出しの頃の99や他のTVであまりお目にかかれない芸人や江頭2時50分などが色々な企画に挑戦するってな内容でした。

99の二人が、今や芥川賞作家となった町田康町田町蔵)の練習スタジオに直撃してヴォーカル・レッスンを受けるって企画はただがなって吠えてるだけで面白かった。総合プロデューサーのテリー伊藤のセンスを感じました。

他にも、中華料理対決という事で、美味しんぼの中華の達人のモデルになった周兄弟や陳健一等のチャーハン対決(ファイヤー!って掛け声が流行る)等の名勝負が数多く繰り広げられた伝説的バラエティ番組でもある。

この動画の水中グランブルー対決ってのも実は危ないネタでオウム真理教の信者どもが、訓練と称して水中で呼吸せず素潜りをして限界まで耐える水中クンバカ(バカタレ?)がモデルになっており、肉体の限界に挑戦する命がけの苦行である。

あらゆる挑戦者が素潜りに挑むのだが、芸人の清水圭が大幅な世界記録を樹立し、エンゾ清水として王者になり君臨するのであるがそこに敢然と立ち向かう江頭の心意気と魂には当時、TVの前で感動して鳥肌が立った記憶があります。

又、記事にしようと考えているのですがコレはTVチャンピオンってたんなる大食いとか、早食いを得意にしている馬鹿者どもの競技とは根本的に違うものであり、人を感動させるに値する素晴らしい企画であった。

個人的には、紀行番組で美味しいグルメをいただく番組はOKではあるが、ワタシも人の事は言えないけど食事の作法が汚いタレントや芸人が食してるのを観るとゲンナリしてその料理までまずく見えるし、最低限TVはその辺りを考慮はしていただきたい。

まして早食いとか大食いの類は俺らの若い頃で言えば、そんな特技を持ってる奴はゴミ箱と仇名されていた。TVで醜い排尿や排泄の姿を見せつけられてるようなもんだ。

別にこの番組もお世辞にも上品ではなく下品なバラエティ番組ではあるのだが、ところどころに人を感動させるPOWERと笑わせるPOWERがあった事は事実である