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ベストPV in気ままに ⑨ Michael Jackson - Thriller

さて今回のベストPVは、ロックをこよなく愛しロックTシャツで決めポーズを作る快男子そふとましんさんのリクエストにお応えして

Michael Jackson-Thirllerです。

このPVは彼もおっしゃっていますが、まさにPV時代の申し子であるマイケルの最高峰に位置する傑作PVである事はワタシも全く異存がないです。

1980年代のPV、洋楽全盛期の彼の人気は凄まじいモノがあり、お茶の間をも席巻していたように思う。

ワタシは当時、学生時分で何度か東京の親戚の家に長期滞在していたのですが、そこの家のいとこの女子(小学生低学年)の二人姉妹が、ワタシにギャグで髪を洗う仕草をしてティモテーって言ったり、なんかのはずみでワタシにフォーとか言わせて、指を指してマイケル・ジャクスン!!って言ってゲラゲラ笑っていたので小学生低学年の子供にも認知されている洋楽の人なんか、今まで存在しなかった筈なので少し驚きでした。

世間的認知度でいきますと、ビートルズの全盛期でも渋谷陽一や越谷政弘の回想によると中学のクラスで一人知っている程度、ストーンズに至っては学年で一人って認知度だったらしいので、当時のTVやマスコミ浸透度は比較になりませんが、当時洋楽で一番認知度の高かったミュージシャンであったとは言えます。

このPVもホラーの鬼才ジョン・ランディスの製作の元、マイケルの怪奇趣味を決してマニアックにならずゾンビをPOPな存在に仕立て上げている手法は見事という以外、言葉が見当たりません。




そしてもう1曲、PV時代といえばこの人

Madonna-Borderlineです。

この曲に関しては思い出すのが10年以上前に洋楽専門の特集番組をFM放送でありまして萩原健太が司会で、名前は忘れましたがある音楽評論家をゲストに呼んで、マドンナ評をこの曲をかけてしていたことである。

1982年当時のNYのクラブでマドンナが歌い、踊っている処をその人がたまたま目撃して観賞していた処この曲を歌っていて、聴衆はまばらでしかしながらNYっぽく最先端のファッションに身を包んだ連中が居たそうです。

でマドンナがステージを終えた後(オムニバスLIVEだったらしい?)、彼に近寄り音楽ジャーナリストと知ると名刺を渡して、「ワタシはもうすぐ全米のスーパースターになるわよ」って言い残したらしい。

全米っていうのはチャートアクションが英国や日本と違って同じ国でも時差があるくらいなので、全米に認知されるまでに人気は一挙に出るのではなくジワジワ浸透するそうで、当時マドンナはスキモノの間ではかなり知られていた存在だったそうですが、彼曰く生意気そう~って印象しかなかったらしい(笑)

PVを見る限り一途な恋愛少女の生態を描いているようですが、実態はしたたかに自分をセールスする才能にたけていた女性シンガーであったのが窺える話ではある