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怪談  海女幽霊

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1960年に公開されたいわゆる新東宝の大蔵映画、ゲテモノ映画の類である。

しかし海女という存在自体、ワイが子供の頃に修学旅行で三重の伊勢に行った時に海女潜りショーってのを観た記憶がありますがその時はなんか白い尼さんみたいなのが潜ってるなあ~ってくらいの印象で性少年の股間を刺激するものではまるでなかった。

ところが夜の7時ころくらいかな?地元の夜店見学って事で街に集団で繰り出した時に道のわきから色っぽいお姉さんたちに君たち幾つ~なんて声をかけられた時は、実は昼のショーで潜っていた海女さんだったのが驚きでほのかな香水の匂いとともに妙に性的なエロースを子どもながらに感じました。

でこの映画なんですが、ワイは常々映画の記事に関してはあまり同年代の人間や誰も観てない変な映画ばっかり取り上げるのが究極の目標なんでありますが、コレもそのうちの1本であります。

2年程前だかにこの系統の映画ばかり動画をUPしてるyoutubeの動画主が居ましてワイもお気に入りにしていたのですが突然姿を消したので、今現在この映像をUPしてるのは世界中でワイ一人しかいないようである。

お話の方は九鬼港沖合の小島“神島”の素封家里村勇作が、終戦直後のある夜シケにあって遭難し、妻の照代が夫を追って自殺し、一人娘の奈美江も地獄岩から身を投げた。
里村家唯一人の血筋である俊也も戦死が判明し、里村家は人手に渡った。数年後、港に勇作と照代の亡霊が出るという噂が出るようになる。

そして謎の殺人事件が起きるようになり、里村家の使用人だった男たちが次々に亡霊に呪い殺されているのではと小さな漁港街は大パニックになる。

実際は死んだと伝えられた奈美江が使用人だった為三郎、源蔵、吉次、紀州屋を殺したのだった。

父勇作を四人に謀殺されたことを知り、自害を装い幽霊の姿を借りて四人に報復したのである。

奈美江役の万理昌代の美しさも手伝ってか観衆はその幽霊にカタルシスを持ち、又肩入れして観てしまう様な映画ではある。

大昔、水着などがない時代というのは日本ではこの海女なんかがセックスシンボルであったのかなあ~って軽くみうらじゅん的に妄想もするのであるが実際、こういう仕事は年老いては出来ないので多分にそういう部分があったのではないかとは思う。一時期もう10年近く前ですけどこのCS放送の「海女シリーズ」に嵌って当時DVD化もされていないモノも含めて片っ端から観まくりましたが結構面白かったです。

今、ワイの手元には数本DVD化された映像がありますけどDVD-RWなのでPCに落とす方法が分からず放置しているのが多数ありますけどなんとか徐々に他の音楽モノも含めてUPしていきたいもんである。

しかし当時のこの系統の映画のポスターを観るといつも思い出すのが、子供の頃にビビりながら観に行った夜店のこけおどしのお化け屋敷や蛇女の館、東宝チャンピオン祭りの横で怖ーい2本立ての大蔵映画(だと思う?)の看板なんだよね