NEIL YOUNG FREEDOM
1. Rockin' In The Free World |
2. Crime In The City (Sixty To Zero Part I) |
3. Don't Cry |
4. Hangin' On A Limb |
5. Eldorado |
6. The Ways Of Love |
7. Someday |
8. On Broadway |
9. Wrecking Ball |
10. No More |
11. Too Far Gone |
12. Rockin' In The Free World |
やっぱり年の締めくくりはヤングとディランでいかなきゃ~ってことでニール・ヤングの1989年に発表した傑作をご紹介します。
このアルバムは個人的には非常に彼氏の長-いディスコグラフィーを考える意味でも重要作であると思います。
というのは彼氏ははからずも1980年代初頭から中期にかけて一部口さがないファンからはもう終わりだな、ニールもという烙印を押されつつあったように思うわけでありまして俺も正直、この時期の作品に関しては悪いとは思わないが聴きこめない部分があったりもする。
カントリーフレバーはまだ分かるんだが、テクノやオールディーズ(狭義な意味でのね)のカヴァーなんていうのは当時のファンを拒絶反応に陥れるには格好の材料だし、例えるならばルー・リードのメタル・マシーン・ミュージック並のファンからの拒絶反応があったのは容易に想像できる。
そういった他の60年代から活躍するポピュラージャイアンツのほとんどが逆風にさらされている中、発表された本作は80年代のポピュラーの中でも最高峰の位置にあるアルバムだとは思います。
1はRockというもの自体、俺も含めてだけど今や中高年の楽しみの一つになっている感があってこれから若年層でイキのいいRockサウンドが出てくるかはなはだ疑問ではあるけれど、静かなこのメッセージは俺達Rock世代のアンセムであり、又12でロック・セットで再び登場している形態は10年前の大傑作「ラスト・ネヴァー・スリープス」と同じ構成で80年代版ともいえよう。
6までメロウで優しい本来のカントリーフレヴァー溢れるニール節とも言える佳曲が続き、7なんですけど一時期このブログのTOPページに貼りつけていた曲で個人的にも好きな曲なんですが、この曲の曲調ってのは俺の勝手な想像なんですが、全世界に共通する普遍なメロディと裏の掛け声ってのが歌詞の意味とは別に労働歌や演説歌(演歌)と通じるものがありまして、こういう楽曲にこそこの類稀なるミュージシャンが世界中から愛される一つの理由になっている素晴らしい楽曲の様に思う。
8~11までお馴染ののんびりムードな楽曲が続き締めはハードな12でこの壮大かつスケールの大きい傑作の幕を閉じるわけである。
2001年のフジ・ロック・フェスティバルのメインテーマ曲がこの曲でありまして、彼氏のそのステージングはもうすでに日本の外タレLIVEの中でも伝説化されているくらい素晴らしい出来で主催する日高氏もこの曲には絶対に同世代としてシンパシーを受けている筈だし、俺達Rock世代にも熱い熱いほとばしるメッセージのある楽曲であり、この曲は傑作「ヘイヘイマイマイ」に匹敵する彼氏の魂の叫びの様なポピュラーの名曲であると思います。
このアルバムの発表直後、来日した筈ですが観に行った友人たちによるとGREATの一言に尽きるって言っていましたので如何にこのアルバムとこの時期が彼氏が充実していたかが窺えます。
俺は残念ながら観に行けなかったのですが、このアルバムはそのかわり一時期毎日聴いておりました。
このアルバムタイトルの「FREEDOM」という言葉と「TAKE IT EASY」というのは俺にとっては一番、重要で大事な言葉であり常に信条としている言葉なんである♪