気ままに気楽に

今日も息をしています

NEIL YOUNG・DEAD MAN

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このアルバムは13曲のTRACKから成り立っているサントラでありますが、俺の感覚で言わしてもらえればまるまる1枚一曲の大作をCD時代だから13に区切っているというだけの様なニール流プログレッシヴ・サウンドであると解釈しています。

1995年というのは俺自身、今振り返れば映画を観る事に情熱を傾けていた時代でこの年のこの映画や「デッドマン・ウォーキング」「エド・ウッド」「スモーク」等等、単館ロードショー系で秀作が多かったように思う。

ジム・ジャームシュが西部劇で主演がジョニー・デップで音楽担当がニール・ヤング、脇役であるがイギー・ポップが出演するというスキモノからしたら堪らない映画であったことは確かで、個人的にデップという役者は「ギルバートグレイプ」の名演で認められてはいましたが、信じられるようになったのはこの映画と「エド・ウッド」を観てからでした。最近のビッグ・バジェッド・ムーヴィーで楽しんでいる姿は少し落胆ではあるが、今後も期待はしていきたい。

ジャームッシュも「ストレンジャー・ザン・パラダイス」が駄目だった俺にとってはイマイチの監督ではありましたが彼がニールのこの当時までの全作品を愛聴し、この後傑作ドキュメンタリー「イヤー・オブ・ザ・ホース」を作るあたりやはりタダモノではなかったんだと改めて感心した。

ただこのサントラは今聴いてもそうですが、相当ニール・ヤングやこの映画が好きでないと聴いていられない部分はあろうかと思います、フィードバックの効果音とデップの詩の朗読がほとんどの内容ですので。

異色作ではありますがコレもニール御大の一つの顔であると個人的には考えるのだ。