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第64代横綱  曙

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曙という格闘家と言いますか、プロレスラー(今は)は大相撲時代、一時代を築き個人的には大相撲の歴代の横綱の中でも屈指の強さを誇っていたと思います。
 
まだ成長途上の貴乃花が全然、歯が立たないというかライバルというより一つ図抜けた存在であった時期がありました。
 
だがこういう巨漢体躯の選手にありがちな膝の故障に泣き、大相撲人生は比較的短命に終わりましたが、全盛期の相撲の強さはまさに誰も敵わない最強そのものでありました。
 
彼はハワイ出身で元々バスケットボールの選手だったのがスカウティングにより大相撲の世界に身を投じる事になる。
 
余談ですが、そのハワイ時代はいわばジャイアン的存在で誰も敵わなかったそうだ。
 
エンセン井上という日系のヘビー級格闘家が、子供の頃苛められていた時にその苛めていたヤツを叩きのめしたのが曙だったらしい。心優しいイイ漢だったのである。
 
大相撲引退後、年寄株(一説には数億円取得に要する)が取れずに又、身内か自身かの借金問題もあり格闘技界に転身し、当時(2003年ごろ)一番勢いのある格闘技団体K-1と数試合の契約を結び、初戦を当時未だ正体不明で勢いのあった格闘タレント、ボブ・サップと対戦することとなる。
 
ココで俺は大いに疑問だったのが、、、、、何故ギャラが一番高かったのでしょうがK-1という打撃系の格闘技を選んでしまったのか?という事である。
 
まだPRIDEとかの総合格闘技をじっくり時間をかけて参戦した方がよかった気がするし、ガチンコでもそれなりの成績を収めて相撲最弱ってレッテルを一部から貼られずに済んだような気はします。
 
ボクシングのヘビー級王者やキックボクシングのヘビー級王者、柔道のヘビー級王者、アマレスのヘビー級王者と比べて、大相撲の横綱っていうのはあまりにローカルで競技人口も日本のごく一部に限られるので、その強さのレベルと競技というより芸能に近い部分があるので単純比較は出来ませんが、しかしその頂点を極めたモノはそれなりに凄い強いとは思います。
 
極論言わせてもらえば、ノールールのケンカファイトならボブ・サップなんかイチコロで叩きのめしていたような気はします。
 
慣れないグローブ、立ち技、ロープがある、会場の雰囲気にのまれて又ボブ・サップの勢いに巻き込まれただけで単なる路上のケンカファイトなら、逆の結果に終わっていたような気がするのだ。
 
むかーし格闘家の前田日明が若い頃、大相撲の大阪巡業に来ていた横綱輪島を後ろから襲撃してKOしてやろうと挑もうとしたそうですが、背中から強烈なオーラを発していてとても近づける雰囲気ではなかったそうである。
 
大相撲の一流どころになると金的以外はどこを攻めても効かないくらい剛健な肉体を持っていてその金的攻撃にしても懐が深いのでまず成功する事もないことから、ジェシー高見山が地上最強の格闘家ってむかーしに言われた時期もありましたが、曙の路線失敗だけをとらまえて相撲最弱とは決して言えないし、条件次第ではメチャクチャ強い猛者がいるしこの曙も決して弱い格闘家ではないというのを一言付け加えたい部分はある。