悪魔のようなあいつ
スタッフ[編集]
- 原作:阿久悠、上村一夫
- 脚本:長谷川和彦
- 演出:久世光彦、和田旭、前川英雄、浅生憲章、大岡進
- プロデューサー:久世光彦
- 音楽:井上堯之、大野克夫
- 主題歌:沢田研二「時の過ぎゆくままに」
- 挿入歌:デイヴ平尾「ママリンゴの唄」
- 衣装協力:マダム花井
- 技闘:国井正広
- 制作:TBS
俺の中で勝手に1970年代5大傑作TVドラマってのがあるんです。
つい最近まで未DVD化だったらしく伝説のカルトドラマだったそうな。
原作が少女漫画とか?で非常に激烈に漫画チークな部分はありますが面白い内容です。
因みにこのドラマをリアルタイムや再放送?で何度か観た自分の記憶が微かにあって絶賛休眠中の私小説のアイディアを頂戴している部分もあります。
俺たちの年代から上の60代くらいまでの世代なら昭和43年に起きた三億円事件という日本犯罪史上最高額の現金強奪事件は浅間山荘に匹敵する昭和を代表する大事件の一つでまた迷宮入りした事件の中でも最大級のモノで昭和50年に時効になるのですが、俺が知っている限りその時効の年に狂想曲があり漫画やこういうドラマの題材になっていた記憶があります。
改めて30数年ぶり?くらいに再見して新しい発見がありました。
大楠道代ってこのドラマで時折上半身裸になるのですがイイのかよ!というか自分の中では日活任侠モノでどちらかと言えばアイドル視してた人なんで当時も今見てもちょっと驚愕したな。
このドラマで初めて藤竜也なる俳優を完全認識した御仁も多いであろう。
俺、この人和製で一番髭の似合う男だと思う、このドラマでも時折右手を妙に障害があるような感じで回すんだけど真似したな、訳も分からず。
沢田や藤のファッションはいちいち恰好良かったし、憧れもし真似もしたりしましたよ。
ラストのハチャメチャな終わり方はどうかな?と当時も今も思うけど最近のヘッポコTVドラマにない気概を感じる。
特別出演で若山富三郎が少し浮いた感じで刑事役で出演しているんだけど藤もそうだけど今、こういう画に出てきて大物感を出せる俳優ってごく一部を除き皆無になりました、やはり偉厳をいたるところで感じます。
戦前世代の凄みと言うのかな?
もちろん劇中歌で当ブログの沢田研二BESTソングになったこの名曲の彼氏の弾き語りシーンも名シーンの一つである。
いわゆるヴォーカリストの弾き語りって感じで未だに凄い憧れます。
未見の方、もしくは沢田ファンやそうでないドラマ好きの方は絶対必見の傑作と断言しますよ♪