映画の映像と音は時として人を高揚感に誘う魔力があるといえよう。

俺はこのブログで時折、格闘技や映画を取り上げますがこの「ロッキー」シリーズはあまり好きではない。

主演のシルヴェスター・スタローンが1976年に当時、チャック・ウェプナーという白人の冴えない世界ランカーが絶対王者モハメド・アリを窮地に追い込み最後には力尽きて敗れるという試合は歴代ヘビー級ボクシングの名勝負の一つであるがその試合を観戦していた、冴えないイタリー系俳優のスタローンが短期間で書き上げた脚本を映画化した「ロッキー」は世界中で大HITしテーマ曲も永遠のスポーツアンセムとなり1980年代の現役トップボクサーもよく入場曲に使用していました。

あまり俺はこの映画シリーズはボクシングのファイトシーンが劇画的でリアルではないので好きではないんですが、この曲がテーマ曲となったPart　3まではそこそこの内容でそれなりに鑑賞できるものであるとは思う。

登場人物のモヒカン頭のミスターTは一時期、アリのボディガードをしていた本物の格闘技の猛者でもある。

産業Rockと揶揄された音のひとつでしょうが、じゃあ今こういう勢いのある楽曲があるか？といえば少なくなったというか絶滅種の音だけど如何にも1980年代の能天気な勢いを感じる楽曲ではあるのだ。

この映画シリーズの最大のヒット要因の一つにホワイトの世界最強ヘビー級王者が出現してほしい米国や欧州のファンの願望もあったとは思うんだ、俺はそういうのはどうでもいいけれど、、、、、でも自分がもしそういう立場なら熱望するかもしれんけどね。