気ままに気楽に

今日も息をしています

ベストPV in 気ままに53   The Rolling Stones - Emotional Rescue

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ローリング・ストーンズというバンドは映像においてはLIVEシーンが一番よくて変に凝った絵作りのPVとは無縁の存在だし、あまりイイ出来のPVはそうないような気はする。
 
誤解を恐れずに言いますとLIVEシーンがそのままPVになる稀有なバンドでもある。
 
この曲は1980年発表なんでPVの黎明期に当たるのですが、よくこのバンドを否定する人間の言い分で何も新しいものを音的に生み出していないという言い分がある。
 
それは半分は当たっていて半分は当たっていないように個人的には思う。
 
今でこそアルバム制作もままならない状態ですが1980年代後半まではその時代時代の息吹を感じ取り、アルバムの中に数曲新しい試みを入れるパターンがありました。
 
代表的なのがこの曲で最初、音だけ聴いたときええー??って驚きがありましたけれどこのPVを観てなかなかやるなあ~流石!!とは感じましたよ。
 
こういう変な裏声を出したのはミック・ジャガーは初めてだと思います。
 
そしてこれだけ動くベースラインを弾くビル・ワイマン(本人プレイかどうか?)も初めて聴いたしStonesの楽曲の中で一番BASSの効いた名曲のような気はする。
 
全編レガエタッチのスローなテンポでありながら奇妙な高揚感が出てくる曲でもある。
 
昔に人間は全面赤塗りした壁の部屋に閉じ込めると数時間で発狂するという話をこのPVを観て想い出した。
 
赤は刺激色なのだ。
 

The Rolling Stones - Emotional Rescue  ♪