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ベストPV in 気ままに64 Yes - Owner Of A Lonely Heart


時代は冗長な音を求めていなくPOPを求めていたのだ。

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1980年代という時代は60年代のRock黎明期のポピュラージャイアンツとともに60年代後半から70年代半ばに隆盛を極めたプログレッシッヴと呼ばれたサウンドを出していたバンドたちも苦戦していた時代である。

日本だけなんだろうが、4大プログレと呼ばれたピンク・フロイドキング・クリムゾン、イエスジェネシスはどれも苦戦していたと思う。

個人的に言わしてもらえば、80年代はPOPでビジュアル優先なモノが受け入れられた時代で楽曲のよさよりもまずビジュアルありきな部分があったと思う。

当然、難解な音解釈をある程度要求するプログレと呼ばれるサウンドは死滅したといってもよく、まあ流行らなかった。

そこでフィル・コリンズピーター・ゲイブリエルは別なPOPな路線に舵を切って大成功する。

AISIAというスーパーバンドが出現して大HITを記録するが、なんか俺の中ではイマイチ印象が薄いというか音が薄く感じてまともに聴いていなかった。

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80年代でもサウンドの変態性を維持していたのは個人的にはピンク・フロイドだけだったように記憶する、何故だかわからんがどこかNEWWAVEやPOP全盛時代に受け入れられたのは、優れたドラッグ・ムーヴィー「The Wall」の存在も少なくはありますまい。

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YESの音をすべて聴いてきたわけではないのですが元々、70年代からPOPな部分はあったように思うし、アルバム「究極」あたりでそのPOPさ加減もかなりなギリギリラインまで来ていたような気がします。

この曲自体は最初、聴いたときにガツーンと衝撃を受けた記憶があります。

物凄いPOPな部分とプログレ集団らしい音楽技術のバトルがあったように感じた。

PVももちろんなかなかいい、音もそうだが長髪ダラーリーンなヴィジュアルからカチッとした欧風の職業バンドマンたちの出で立ちも結構よくて、現代風刺な映像もよかった。

Yes - Owner Of A Lonely Heart


曲のタイトルはダサダサでしたけどね