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心に残る名曲 第75弾  Sex Pistols ~ The Great Rock 'n' Roll Swindle


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アルバム「グレイト・ロックンロール・スウィンドル」は俺がダチ公からレコード借りたとき(そいつはUK洋楽博士だった)にダブルジャケでなんか山羊だかの死体を中ジャケの写真に使っていたから内容的に過激なんだろうなあ~ってのが第1印象。

1978年発売とかなんで実質、ピストルズは存在せず仕掛け人マルコム・マッカーレンがシド・ヴィシャスをメインアクトとして仕上げた作品だし、映画もそういう作りである。

当時はそういう裏事情をしらなくてこうなんというかゴリゴリ押していくシンプルな音が多いなあーって印象であるが、今聴くとPOPである。

俺の周りでは真のPUNKSシドだけ!ってやつも結構いたけど、それは若気の至りでニューシネマの主人公の多くのようにミュージシャンは若くして絶命する、それが潔し!!30超えてRockなんてしているのはFuck offだとかそういう風潮。

この曲で批判されているミック・ジャガーやディラン、エルトン・ジョンなどは彼氏らの蔑視対象でもあったが、その蔑視の中にもどこか英国的洒落っ気を感じた。

後にこの映像をビデオで観たけど、このシーンが一番印象に残っている。

PUNKバンドのVoオーディションをしているんだけどどいつもイマイチで冴えない。

つまりピストルズのVoはジョニー・ロットンでしか絵にならないという証明でもある。

俺自身、バンドに引き入れられた経緯がとにかく歌ってみろやと言われてなんだかんだ歌っていつの間にか加入していたのでいささか矮小ながらダブって観えたりしたもんだ。

ロックンローラーはペテンで詐欺師でロクデナシなんだが、そいつらが奏でる音が最高なんだ。

Sex Pistols ~ The Great Rock 'n' Roll Swindle