今週のボブ・ディラン Just Like Tom Thumb's Blues
今週のボブ・ディランは Just Like Tom Thumb's Bluesです。
ってこのコーナーも久しぶりで毎週どころか年に数回しかできていない(>_<)
本曲は彼氏の歴史的名盤にて、捨て曲ありませんの「Highway 61 Rivisited」に収録されている。
この歴史的名盤の多くの曲がロードムーヴイー曲でこの曲もそうである。
映画でも小説でも曲でもいわゆる旅モノは一般的に描きやすいとされる。
何故か?1人称でつらつらと書き連ねていけばそれなりに形にはなるからである。
ただ1965年という未だシングル・ヒットが多い時代で、歌詞内容的に言えば恋愛、大人社会への不満レベルが多くを占めるポピュラー音楽において、若干24歳ながら既に円熟味を増したこういう楽曲を創作していたというのは驚嘆である。
この時代のイコンであるバンドやミュージシャンでは到底描けない世界観を出しているから、売れる売れないは別にしてディランはこの時代にて、歌詞内容において他者より二歩も三歩も先に進んでいた斬新性があり、今もってこの曲なんか何を言っているのかわからんけど、屈折したディラン流ラブ・ロード・ブルーズなんだろう。
こういう楽曲をこの時代に掴んでいるから、ディランはいつまでも凄みがある。
Bob Dylan-Just Like Tom Thumb's Blues
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