気ままに気楽に

今日も息をしています

ベストPV in 気ままに 83  Bruce Springsteen - Born in the U.S.A.



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ブルース・スプリングスティーンというミュージシャンは個人的に大好きだった。

ただ1984年に発売されたBorn in the USAは多少な違和感があった。

別にロナルド・リーガンの政治活動にアルバムタイトル曲が大統領選挙に利用されたからではない。

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俺は個人的にはアメリカの日本で言う芸能界、エンタテイメント界は健全であると、昔から思っている。

だからミュージシャン、バンド、俳優含めて支持政党や支持する政治家を明らかにするのは少なくとも日本より健全だ。

要は日本の芸能界やエンタメ界、TV業界、マスコミがリテラシー含めレベルが低すぎるのだ。

ファンであるのと政治思想は別もんという成熟した大人社会ではないような、付和雷同?的な感覚は勝手な送り手側の勘違いであり、ごく少数のバカを除きそういうのは別物と考える、エンタメ、音楽映画バカの俺でもそうだぜ。

好きなミュージシャンや俳優が創価学会信者だとしても俺は選挙で票は入れない。

俺の中であんなのはカルト宗教だからだ。

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俺はドナルド・トランプを褒めるわけではないが、今の小池東京知事もそうだが民衆や今の政治にうんざりしている有権者に、刺激を与える、ノリがある、勢いがある、期待させる、はったりが効くという処はしょうむない弁護士上がりの女とか、裏社会と建築のブローカーとズブズブの都議会会長?とかイットIT元首相より遥かにある。

Stonesの曲を入場曲にしたり演出美味いね、本人たちから使用禁止!って言われても気にしない(笑)

それは両者に言えるのはエンターテイナーでありTVの司会であったりアナウンサーだったりして、多くの民衆に訴える術を熟知しているに他ならない。

この曲自体は歌詞が素晴らしく、実話を元にしたブルースの兄が米国のためにベトナム戦争で闘い、帰還兵としてホームタウンに戻ったが戦争自体が否定されたおかげで元ベトナム兵の兄が、英雄でも何でもない逆に周りにうとまられる苦悩を描いた名作だ。リーガンが利用した米国賛歌ではなく絶望を歌った曲なのだ。

ブルース自体はこの曲とアルバムで日本で完全認知されたがおれのなかではマチョイズムで体を造りブルースの初期のR&Rな印象から外れて好きではなかったが一時期毎日聴いていた。絶望は力強く歌うほど響く皮肉だ。