Bob Dylan Down in the Groove
- レッツ・スティック・トゥゲザー - Let's Stick Together – 3:09
- 作詞・作曲: Wilbert Harrison
- ホェン・ディド・ユー・リーヴ - When Did You Leave Heaven? – 2:15
- 作詞・作曲: Walter Bullock、Richard Whiting
- サリー・スー・ブラウン - Sally Sue Brown – 2:29
- 作詞・作曲: Arthur June Alexander、Earl Montgomery、Tom Stafford
- デス・イズ・ノット・ジ・エンド - Death Is Not the End – 5:10
- 作詞・作曲: ディラン
- ハド・ア・ドリーム・アバウト・ユー - Had a Dream About You, Baby – 2:53
- 作詞・作曲: ディラン
- アグリエスト・ガール - Ugliest Girl in the World – 3:32
- 作詞・作曲: ディラン、ロバート・ハンター
- シルヴィオ - Silvio – 3:05
- 作詞・作曲: ディラン、ハンター
- ナインティ・マイルズ・アン・アワー - Ninety Miles an Hour (Down a Dead End Street) – 2:56
- 作詞・作曲: Hal Blair、Dan Robertson
- シェナンドゥ - Shenandoah – 3:38
- トラディショナル、編曲: ディラン
- ランク・ストレンジャー・トゥ・ミー - Rank Strangers to Me – 2:57
- 作詞・作曲: Albert E. Brumley
ホント久々にディランのアルバムレビューをしようじゃないか!
このアルバムは1988年に発売されたが、当時の音楽状況とディランを取り囲む情勢というのがまったく整合性がなかった時代である。
俺もこのアルバムは発売当初即買って聴いたけど、すぐ全然聴かなくなった。
結局60年代や70年代のアナログ所有していたのを聴いていて、この後の90年代初頭のディランも熱を入れて聴く機会が減りました。
ただOPENINGの曲は結構当時お気に入りでした。
なんというか単語、言葉の繋がり響きがイイといいますかね。
おそらくおおむかーしのブルーズカヴァーかなんかなんでしょうけど。
ブライアン・フェリーのカヴァーも非常によかった。
両者の共通項は足をくねくねさせて歌うことくらいか?
この後、ディランはデッドと組んで全米ツアーをするのだが地方都市なんかにおいてデッドの方に歓声が大きくて、エンタテイナーとして落ち込んだらしい。
全米においてLIVEでデッドに適うバンドはないので当たり前である。
このアルバム自体、出来も悪くはないとは思うが時代がディランやその他のヴェテランに向いていない時代でもあるからしょうがない。
ディランのノーベル文学賞にケチつける輩も多いだろうが、彼氏のそのオリジナルにおける歌詞創作における努力は凄まじいモノがあると思う。
極私論だが、難解かもしれんが彼氏の歌詞世界は他のポピュラーを凌駕する。
誰だか忘れたが「Blow in the Wind」を聴いた有名なアフロアメリカンシンガーがクソ!!やられた!俺達が創らなきゃいけないような歌を白人にやられた!という逸話も納得である。
ディランがノーベル文化賞を受賞したからと言って、決して賞の質や敷居が落ちたとは俺は思わない、日本レコード大賞みたいなクズな賞ではないからね。
Patti Smith - A Hard Rain's A-Gonna Fall (ceremonia Nobel 2016)
逆にレベル上がったんじゃないの?、ノーベルの授賞式は欠席したが賞に対しての敬意は伝わったと思うし、代理でパティ・スミスがLIVEしたのもよかった。
こんな百戦錬磨のプロでもトチるんだよ、感極まったのでしょう。
ディランもRockもポピュラー音楽も人類滅亡まで永遠であると言いきる!!