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今日も息をしています

八つ墓村



俺が一番最初に横溝正史の小説を読んだのがコレであった。

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とにかくこの装丁は怖かったなあー、当時映画は観そびれたが古谷一行主演の一連のシリーズは観た。というか怖くて観にいけなかった。

この小説読んで横溝は悪魔の手毬唄、本陣殺人事件と片っ端から文庫本読んだ記憶がある。

内容的にはこれが猟奇的で一番強烈な記憶がある。

俺の勝手な妄想ですが後に1990年代にきんさんぎんさんとかって双子の老姉妹(100歳)というある意味キワモノ的な人たちを、CMだかに起用したTVマンはこの映画や小説の影響が強かろう、俺も強烈な印象を受けましたからね。

横溝原作で迷探偵、金田一耕介シリーズといえば東宝角川映画石坂浩二という印象があるが、コレは1977年に公開された松竹映画で製作費もかなりかけて頑張った映画で野村芳太郎監督、萩原健一主演の山崎努怖いで~な大HIT邦画である。

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この映画は昔からよく言われていますが岡山津山市に起きた1930年代に実際に1日で単独犯で起こした大量殺戮事件である、津山30人殺しをモチーフにして戦国落武者の呪いとかを絡ませた猟奇的計画殺人事件を主題にした現代を舞台にしたホラーミステリー映画である。

この映画をTVで観て、メチャ怖かった記憶がありまして内容の方はどうあれ女優の小川真由美と岡田真梨子は美人女優なんでしょうが、この映画や映画、「人間の証明」のインパクトが強すぎて、その後ホームドラマみたいなのにも出てきても怖!!って印象しかありませんでした。山崎と小川のメイキャップも強烈でおどろおどろしさに、妙に迫力がありまして此処から「女優霊」「リング」も摸倣している部分は最近観て改めて感じましたね。

萩原健一の立場になったら恐怖以外の何者でもない映画で、金田一役の渥美清の印象は非常に薄い映画ではある。


とにかくおどろおどしさでは未だに強烈な映画であった、今観たらただでさえ寒いのにいやましに寒くなる怖い映画。


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