気ままに気楽に

今日も息をしています

孤狼の血



現在に蘇った「県警対組織暴力」。

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2018年公開のR15指定のヴァイオレンスムーヴィー、結構話題になっていた記憶があります。

役所広司って昔から思うのだけれど、なんでもできる万能選手のような役者であるとあらためて本作を観て感じました。

それとピエール瀧電気グルーブ)と江口洋介がよかったですね、この辺りの俳優は安心して観れます、特にピエールは若い人はテクノユニットの人とは知らなんじゃないかな。

シャブ極道(題名NGで今はタイトルが違う)って20数年前に公開された映画(Vシネだったかな?)の世界観も俺がレンビデ店長時代に結構話題になったのがあるが、その辺の世界観が表現されているような気もする。


昭和63年頃の暴対法以前の広島呉での闇金(バックはヤクザ)の社員失踪に絡むヤクザ組織の抗争をえげつなく瑞々しい描写で描いている、因みに原作は女性作家だそうだが「極道の妻たち」のような綺麗ごとではない(アレは水戸黄門)超リアルな描写が凄い迫力で、極道にだけはなるもんじゃないと同時に刑事になっても暴力団担当だけにはなりたくないなぁというのは痛切に感じる。だが裏を返せばこういう人間たちが蠢いていたからバブル時代は経済が循環していて元気な時代であったともいえる。

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監督は40代でまだまだこれから期待できそうな人のようなので今後も注目していきたい。若い才能でこういう人が出てくるのは個人的に映画ファンとして喜ばしい。

先日WOWOWで観て、時間を忘れて一気に観れました。いきなり豚小屋が出てくるってのが如何にもバブル時代というのを象徴している。こういう映画はスピード感が大事である。

この映画では一匹狼であるが虎は死して皮を残すという箴言を想い出した。