流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである
この当時何を今更、言ってんのって思いましたが例えばアントニオ猪木の場合、A・ペールワン戦とM・アリ戦以外は全てシナリオがあるプロレスであると言いきっています。
ただ猪木はプロレスこそ地上最強って標榜して世間を巻き込んでいただけにそのほとんどがシナリオのあるドラマでしたって内部の人間から告発があったってのは当時、新鮮でした。
面白かったのがA・ザ・ジャイアントの試合でスープレックスで投げられるまでは彼がOKしたのですが、いわゆるボストンクラブで抱え上げたいと猪木が申し出た時には大巨人も奴の体が潰れてしまうからやめとけって拒否したそうである(笑)
調子乗りの猪木が考えそうなことである。
ただこの本はプロレスラーが弱い訳ではなく強靭な肉体があってこそリングの中で観衆を魅了できる事が出来るっていってる事に唯一つの救いがあるような気がしますね