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怪獣格闘概論

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この本は1994年に刊行された竹内義和、田中正悟共著の怪獣たちが闘えば誰が(どいつ)が一番最強かを怪獣をプロレスラーや格闘家、ボクサーに当てはめてシュミレーションした個人的には名著です。
 
竹内義和氏は伝説の深夜ラジオのパーソナリティを20年間務めた作家で主にオタク系、オカルト系、エロ系に強い作家です。
 
田中正悟氏は前田日明が主宰していた格闘技団体RINGSの元顧問で前田氏の盟友であり師匠の様な人です。
 
この本を読んだ時、子供の頃に朝日ソノラマなんかの怪獣図鑑を見てゴジラゴモラどっちが強いんかなあ~とかペスターの内臓ってこんな造りしてたんかあ~とかキングギドラとタイマンして勝てる生物(ヒーローを含めて)はおらんやろーってな妄想が蘇りましたね。
 
意外にというか怪獣の中で強いのはヒト型モンスターでサンダとかガイラ、キングコング、メカニコングが強いってシミュレーションしてる処が面白かったです。
 
この本を刊行するに当たり竹内氏は東宝大映の配給会社の異なる異種怪獣同士を戦わせるシュミレーションにおいて大映関係者にかなり神経を使ったらしいです。
 
プロレスにおける団体のエースともいえるゴジラガメラを戦わせてどっちが強い?なんてやっちゃうとやはり負けた怪獣側の配給元からクレームが来るからである。
 
その辺は彼氏特有の一流のマヤカシでうまくぼやかしていますがやはり表紙をゴジラに持ってきてる点で大体、決着の想像が出来ますね(笑)
 
40、50過ぎたいい大人が童心に還れる素晴らしい名著だと個人的には思いますね