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今日も息をしています

ボクシングマガジン 1979年6月号

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まずは表紙ね。左上から時計の逆回りにラリー・ホームズ、朴賛希、ホセ・クエバス、アレクシス・アルゲリョ、
 
ウーゴ・コーロ、ウィルフレド・ゴメス、アントニオ・セルバンテスで中央の二人が工藤政志具志堅用高です。
 
アルゲリョとゴメスはハンサムでイイ男である。
 
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石の拳、ロベルト・デュランのポスターね。亡きリング誌のナット・フライシャー氏がオールタイムの中量級最強のボクサーと云ってた頃ね。なんでも当時の奥さんをナンパして口説くのに馬を6発殴ってひっくり返したらしい。
とんでもない怪物チャンピオンでした。
 
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この号の特集ね。未だWBAとWBCの2団体しかない時代で統一チャンプのない階級はどっちの団体のチャンプが強いの?って比較はよくしていました。個人的にはこの時代はCよりAのチャンプの方が実力はあった様に思えますが、カルロス・サラテやウィルフレド・ゴメスは例外で破格的に強かったです。アルゲリョが結構サムエル・セラノに苦戦するなんて書いてますが、楽勝でKO出来ると当時思いました。
個人的にはダニー・ロペスの風貌とファイト・スタイル好きでしたね。
 
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ビクトル・ガリンデスとマシュー・フランクリンのL・ヘビー級戴冠の激戦の模様です。
ガリンデスはいかにもアルゼンチンのボクサーらしい血の気の多いボクシングをするみたいですが意外にクレバーだったみたいで、フランクリンは常にこのマービン・ジョンソンと激闘を繰り返し確か2回?対戦して2回とも流血しながらKO勝ちした筈である。アフリカンにしては珍しい猛進型ファイターでしたね。
 
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亀田といっても30年以上前の日本のウェルター級のホープの記事です。
この人はパンチ力だけなら世界レベルだったと思います。
事実、この数年後一階級落としてJ・ウェルター級の破壊的チャンプ、アーロン・プライアーをグラつかせています。ただ結果は5回ノックダウンを喰らって凄惨なKO負けでしたけど。。。。。
 
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カシアス内藤のリング復帰の記事です。
個人的に打たれモロさがなかったら世界チャンプになっていたと思います。
 
 
1979年といえばまだモハメド・アリが現役で一応、WBCのヘビー級タイトルを保持したまま結局試合をせず自然に引退をして一つのボクシングの大きな巨星が幕を閉じた年であります。
 
同じ年にシュガー・レイ・レナードウェルター級王座に挑み、見事ウィルフレド・ベニテスを最終回KOに仕留めレナード時代の幕開けをした年で下の階級のデュランも2階級上げて虎視眈々と王座を狙い、KO魔と呼ばれていたトーマス・ハーンズは連勝記録を伸ばしていった頃である。
 
来る1980年代初頭の黄金のウェルター級の時代が産声を上げる前の世界ボクシング界全体が静かにしかしながらマグマの爆発を待ち望んでいたというか準備期間のような年であった記憶が個人的にはしますね ♪