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今日も息をしています

憂国

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憂国の志士、荒ぶる身を任せ現実世界を刮目せよ。
 
このボロボロになった文庫は新潮の三島由紀夫の短編集であるが、もう1年の間に少しづつ読んでようやく読み終えたのである。
 
からして前半の200ページ以上はほぼ記憶にないが、後半の2編「憂国」と「月」は印象に残りました。
 
前者は2・2・6事件がモデル?で自死を決意する兵隊の夫婦の話で、実写化もされたそう。
 
後者は1960年代後半の日本の乱れた若者風俗を描写した想像ですが、、、、ピーターをモデルとしたような人物が出てくる話。
 
いづれも三島の本質の1部分が垣間見れる話で特に「憂国」に関しては彼は常に考えていたのでは?と妄想します。
 
俺は右翼でもなんでもないけれど、某議員ではないけれど米国のアーリントン墓地には見舞いに行く癖に靖国参拝をしない政治家は先達を何と心得ているのか、祖先を敬う気持ちはないのか!と唸りたい。
 
又、日本の歴史上、明治時代という偉大なる進歩的な時代があったことも忘れ去られそうな現状というか、歴史教育は事更に大事であると痛感する。 
 
 
自衛も出来ない様な軍隊の出来そこないを持ってして何が自衛権や!とか憲法9条は絶対であるとか平和憲法であるとか言う前に周辺事情が平和でなければそんなものは屁の突っ張りにもならん!ってのが個人的考えであり、勝手に三島もそういう考えの人だったのかなあ~なんて思いをはせ、記事の最初の1行を思いつきました。
 
なにはともあれ読書をするという事は、知力、思考力を養うことであり今後も少ない読書量ではあるが気になる本を少しづつでもいいから読み続けたいと思ったわけだ。