気ままに気楽に

今日も息をしています

三島由紀夫 レター教室



最近は年間3冊~5冊、読書すればいいほうか?

イメージ 1


いつも仕事の合間、休憩時間や痛勤電車の中で読書って考えるけど意外に通勤時間がドアツードア、つまり家から職場まで1時間圏内ですと読書より寝たいわって欲求が勝つのよね、で帰りはへとへとになって24時間勤務(仮眠あるけど正直寝れない)宿直勤務明けなんか寝ることと風呂はいることと、食べることしか考えないから余裕がないんよな。

そういうわけで読書量も激減してるけど、こういう200Pちょいのエッセイに近い小説も読破するのに半年かかったりするわけ。これが資格試験のテキストだと物凄い集中するけど(銭がかかっている分)、こういう趣味的なモノは後回しになるわけだ。

三島以外に俺は司馬遼太郎を同時進行でちょい読みしながら、ねこきもとかレココレとか雑誌も読みもってだから圧倒的に読書時間が足らんのだな。

しかも映画も音楽映像も寝ながらHDD録画したのを観たりするんで、まあ集中力散漫なわけだ。

コレはタイトルに惹かれてブ○○オ○で、古書で買ったわけだけど若い頃に読んだバロウズギンズバーグ麻薬中毒作家同士の往復書簡のようなのを期待していたがぬるい内容であったって当たり前だけど。

三島お得意の有閑マダムや、体を売っているツバメ青年なんかのある種乾いた感性でありながら、独特の感覚で嫉妬や我欲の強い、自己愛の強い人物が5人ほど出てきて往復書簡している内容である。

20歳から45歳まで割と幅広い年代の1960年代後半と思える原作にしては、進歩的な登場人物の軽妙な手紙のやり取りがあって2ページごとくらいに区切られてタイトルがついているので読みやすかった。

此処には純粋な気持ちの吐露がある手紙はない。が、今俺なんかはこのレベルの文章の手紙なんか書けない、まず漢字が出てこない。PC、スマホなんかのデジタル障害の一つと老化現象もあるかもね。この文庫自体は2013年製本の新しい造りなんで字も大きいし、漢字にもところどころ読みがふってあって読みやすかった。心には残るものはなかつたけど三島のユーモアは感じられた。

まともにラブ・レターなんか書いたこともない俺は音楽で恋愛を歌う連中を馬鹿にしつつも羨ましくあったのも事実。

Rock and Roll Love Letter--Bay City Rollers