気ままに気楽に

今日も息をしています

曽根崎心中と梶芽衣子

曽根崎心中という映画は、近松門左衛門人形浄瑠璃が原作の映画でこの1979年ATGで発表した映画以外にも何本か映画化されてる筈である。

映画や原作のプロットや内容はもう忘れてしまったが宇崎竜童演じる町人の徳兵衛と梶芽衣子演じる遊女
のお初はお互い好き合うのだがしょせん結ばれぬ仲と知り心中を計り遂行するまでを赤裸々に描いている。

このお初を買ってる桔梗屋みたいな小金持ちはムカついたなあ~!!

当時、私リアルタイムかちょい遅れのリバイバルで劇場で観た記憶があるのですが怖かったというか圧倒されました梶芽衣子さんの存在感と美しさとその情念の凄い描写に。。。。。

私は彼女の日活アクションモノが上映されていた頃は生まれてません(嘘です)!

だから彼女の名前と存在は知っていましたが、初めて劇場で観て何て美しいしかも目力のある女優さんなんだろうと感動した記憶があります。

宇崎竜童も演技なんかロクスッポ出来ていませんがいい味を出しています。

下に動画を貼りつけてますけど心臓の悪い方、少し残酷な描写が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

ココには究極の男女の愛情があります。怖いくらいに。。。

今、日本は自殺大国です。年間約3万人が自殺しています。

かくゆう私も20代後半の頃悩み、苦しみ自律神経系の病気にも罹り自殺を何度か考えたことがあります。

でもここ10数年はゴキブリ並の神経で死ぬことなんか考えた事ありません(笑)

この映画はその日本独特の心中とか究極は死ぬこととみつけたりってな文化が根底にあったりするように思えるのです。

とにかく梶芽衣子さんの美しさとはかなげな男女の愛情の描写、そして情念の深さを痛感させられた映画でしたね私にとっては ♪